第431回:省エネの家の良さは、価値観で解釈が変わる。
省エネ性能 断熱性能 光熱費削減 快適環境 C値 気密性 Ua値
家を考え始めると、よく耳にするワード。それは、『省エネ』。
大切なマイホームだから、よくしておきたいとは思うけど、
何をどうしたら、いいもんでしょうか?
※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

お考えですか?

よく分からないん
ですよね、

あんまり詳しくない客だ!
一気に染めてしまおう!

建てますからね。
やはり「省エネ性能」
が高いのが一番ですよ。
省エネ性能が高いなら
光熱費が安く住むので
生活が楽になりますよ。
そしてこのモデルハウス
のように開放感ある
室内でも暖かいですからね。

なるほど。
たしかに光熱費が
安くなるのは
嬉しいですね。
そして暖かいですよね〜。

高い省エネ性能を
実現するために
必要なのが
ウチのこの〇〇工法です!
こちらのコーナーを
ご覧ください!

ウチの工法を
気に入らせていくぜ!
いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。
まず、「省エネ性能が高い家」とは、光熱費が安い家です。
エアコン1台で20畳のLDKを、室温25度に暖めるのに、
⭕️省エネ性能が高いから、電気代が安くて済む。
❌省エネ性能が低いから、電気代が高くて困る。
特に、電気代が高騰した時期を経験すると、「光熱費」ってバカにできないなと実感しますよね。
だから、省エネ性能が高い方が安く暮らせます。
これでOKです。
あとは、省エネ性能をどうやって高くするか?が住宅会社の商品や設計方法によって変わるだけです。
省エネ性能を上げるために、
・断熱性能を高くする
・気密性能を高くする
・熱損失の少ない家の形にする
・窓を少なくする
・熱交換換気を採用する
どれも間違っていません。
あとは、「いくら」で実現できるか?です。
住宅会社の商品の特徴や、設計者の熱い想いなど様々な「省エネ性能」のための考え方は一つではありません。
だからこそ、「見学会に参加して体感する」のが一番です。
そんなに自信を持って勧めてくるんだから、実際の家で体感させてもらうのが一番です。
結論:見学会で省エネ性能を、体感する。
え?エアコン使わずにこんなに涼しいの?
え?エアコンなしでもこんなに暖かいの?
これが一番納得できますよね。
そして省エネに対する基準も変わり、
新しい断熱等級6以上を満たしていれば、最新の性能をクリアしていますから安心できますね。
結論:断熱等級6以上を、確認する。
この断熱・省エネのテーマは、専門的で難しくややこしいので、シンプルな質問を持っておくのが一番ですよ。
第432回につづく。