第526回:ダウンライトはサイコロを参考に。(電気2)

第526回:ダウンライトはサイコロを参考に。(電気2)

(検索ワード:ダウンライトの配置 電灯多すぎ 天井ばらつく)

照明打合せで
とってもよくある相談です。

お客様も
スタッフさんも
電気の図面は
上から見下ろした
平面図だから

「これじゃ暗いかな?」

と思い始めると止まりません。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

営業マン
照明でご希望は
ありますか?
お客様
天井をスッキリ
させたいので
ダウンライトが
いいです。
営業マン
ラッキー。
安く済みそうだ。
営業マン
そうですか。
ではこんな感じで
どうですか?
お客様
ふむふむ。

 

このリビングのところは
3つで足りますかね?

ダイニングの前あたりは
暗くないですか?

営業マン
!!

 

後で暗いって
言われたら
たまらんな。
増やしとこ。

営業マン
ではもう少し
増やしておきましょうね。
そして完成入居後、
お客様
なんか
すっごい明るくなったなぁ。
多すぎじゃない??

いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。

スタッフは
後で「暗い」と言われたくないから、
お客様は
分からないから「多めに」と安全側に、
それぞれ意識が働きます。

当然ですよね。

実はスタッフも
自信がないのです。

でもダウンライトは
たくさん入れると
天井が穴だらけになって
全然スッキリしません。

LEDだから
一灯が安価だから
と連発しても
いいことはありません。

ではポイントを。

「サイコロ」にしましょう。
その①:そろえる
 3畳の畳コーナーなら
 サイコロの「2」のように
 そろえましょう。
 6畳のダイニングなら
 サイコロの「3」のように
 そろえましょう。

その②:まとめる
 8畳のリビングなら
 サイコロの「4」のように
 まとめましょう。
 中心にキュッと寄せると
 よりデザイン性が増します。

実はこれくらいの数でOKです。

結論:ゾーンごとにサイコロ状に配置する。

多めにしても
無難になるだけで
少し残念です。

どうしても不安なら
60Wサイズを100Wサイズに
一回り明るいものにする。
または
光の色は昼光色にする。

これでバッチリですよ。

第527回につづく。