第528回:スイッチの高さのベストは?(電気3)

第528回:スイッチの高さのベストは?(電気3)

スイッチの高さ 大人の高さ 子供の高さ

電気配線の打ち合わせで、とってもよくある質問です。

電気の図面って、上から見下ろして作成されたものだから、お客様もスタッフさんも

「高さ」

の見落としはとても多いのです。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

 

営業マン
ではコンセントは
ここにもう一つ
増やしますね。
営業マン
また追加金額を
整理しないと・・
面倒だな。
お客様
はい!
お願いします。
そして工事もかなり進み、
お客様
こんにちは〜。
現場見に来ました〜。
クロス職人さん
あ!
お世話になります!
壁紙を貼らせて
もらってます!
お客様
いえいえ
お邪魔してスミマセン。

 

あれ?この穴は
なんですか?

クロス職人さん
あ。それは
スイッチプレートが
後からつくところです。
クロスを貼ると
位置がわからなくなるから
目印ですね。
お客様
あ。なるほど。

 

でもなんかちょっと
低くない?

クロス職人さん
え?
今、その話??
まさか変更して
クロス貼り替え??
・・・。

 

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

せっかく時間をかけて行ってきた電気配線の打ち合わせも、

・どこにコンセントをつけようか?
・この照明スイッチはここが便利だよね?
・テレビの位置はどうしよう?

場所問題に集中してしまい、取り付け高さを忘れるケース。実は多いのです。

スイッチの高さなんて、一緒だよね?と”当たり前”に思い込んでいるところが盲点です。そもそも住宅会社によってスイッチの高さの”当たり前”が違うのです。

どの高さがオススメ!という考え方が違うためです。

だから悪気はないのです。ここが盲点になりがち。

そして、お互い当たり前と思い込んだまま工事現場の最終段階を見て、

あれ?スイッチの位置、低いよね?

となるのです。

電気配線図に「スイッチは床から○mmの位置です」と記載があっても、小さな文字なら分かりませんよね。

スイッチの基本は、床から1.2mの高さ です。

ただし、会社によってバラバラですから

結論:スイッチの高さを、必ず聞く。

そして、図面に書き込んでもらったのを確認しておきましょう。

家の打ち合わせは、確認・確認ですよ。

第529回につづく。