第553回:すぐ新築建て替えを勧めてくる。

第553回:すぐ新築建て替えを勧めてくる。

(検索ワード:リフォームか新築か 予算気になる 建て替え)

よくあるお話。
営業マンの目線と
お客様の思いが
まさに
ボタンの掛け違いに
なる典型的なパターンです。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

営業マン
こんにちは〜。
ご見学ですね。
どうぞどうぞ。
お客様
はい。
実はリフォームを
考えてまして・・。
営業マン
リフォームかぁ・・。
面倒だなぁ。
 
営業マン
あ。そうですか。
どうぞどうぞ。
ご覧になってください。
お客様
この人も
リフォームって
聞いた途端に
テンション
下がったなぁ。
しばらく見学して、
営業マン
リフォームも
いいですけど、
今の耐震基準を
満たしていない
構造体の家で
これから永く
住まれるよりは
思いきって
建て替えを
検討されては
いかがですか?
お客様
また
建て替えの話だ。
どうしても新築に
持っていきたいんだなぁ。
金額を高くしたい
のは営業的には
分かるけど・・
はぁ…。
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
リフォーム・・って
言葉にした瞬間
営業マンの雰囲気が
変わる経験を
展示場巡りを
していたら
経験されている方は
とても多いのでは
ないでしょうか。
住宅会社の営業マンは
基本「新築専門」です。
リフォーム会社の営業マンは
基本「リフォーム専門」です。
住宅というくくりでも
実は専門外は
お手上げに近いのが実情です。
新築営業マンは
「いちいち既存の家の骨組みに
 縛られながらの
 計画なんて面倒だ」
「解体して更地にして
 新しい家の方がいいに決まってる」
この既成概念です。
先祖やご家族の思いを
大切にしたいから
家を壊したくないという気持ちは
基本スルーします。
もしくは
リフォーム担当に丸投げです。
結論:新築屋にリフォームの相談はしない。
まったく別物だと
理解しておきましょう。
リフォームも新築も
こなす器用なスタッフは
実はレアですから。
え?なぜかって?
それは新築屋は建築のプロでは
ないからです。