第59回:上司をおさえておこう。
(検索ワード:上司は誰 責任の取れる人 トラブル対応 担当者が辞めた)
家は一人では建てられません。
営業マンをはじめ
図面担当の設計さん
工事担当の監督さん
だけではありません。
図面も打合せに出てくる設計さんが
すべて設計業務を担当するのか
打合せ担当と作図担当と申請業務担当が
すべて別の場合もありますから
そうすると設計さんが3人関わる
ケースもあります。
このように実はたくさんの人が
関わっているため
トラブルになった時の対処法として
「上司」がキーマンになります。
※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

ご契約の手続きは
以上になります。
次回打合せからは
設計担当がメインで
進めていきますね。
以上になります。
次回打合せからは
設計担当がメインで
進めていきますね。

そうなんですね。
じゃあせっかく良くして
もらった〇〇さん(営業マン)
にはもう会えなくなるんですか?
じゃあせっかく良くして
もらった〇〇さん(営業マン)
にはもう会えなくなるんですか?

いえそんなことはないですよ。
ただこれからは本格的な
話がメインになるので
仕切り屋が変わる
感じですかね(笑)。
ただこれからは本格的な
話がメインになるので
仕切り屋が変わる
感じですかね(笑)。

嬉しいこと言ってくれるけど、
契約終わったら俺の仕事は終わり。
あとは技術(設計・工事)に
お任せだよ。
詳しい事は分からないしね。
契約終わったら俺の仕事は終わり。
あとは技術(設計・工事)に
お任せだよ。
詳しい事は分からないしね。

それなら良かったです。
でもちなみにですけど、
〇〇さん(営業マン)が
転勤とかって事
ないですよね?
でもちなみにですけど、
〇〇さん(営業マン)が
転勤とかって事
ないですよね?

可能性は否定できませんが
今のところないですよ。
今のところないですよ。

契約まで終わってれば
転勤決まったとしても
引き継ぐ事は
そんなにないしね。
転勤決まったとしても
引き継ぐ事は
そんなにないしね。

なら良かったです。
引き続きよろしく
お願いしますね。
引き続きよろしく
お願いしますね。
ところが翌月に営業マンの転勤が決まり、

〇〇さん(前の営業マン)には
ちゃんと伝えてましたよ。
ちゃんと伝えてましたよ。

申し訳ありませんが、
そのような申し送りは
受けていませんので、
対応しかねます。
そのような申し送りは
受けていませんので、
対応しかねます。

ええ??
そんなぁ…。
そんなぁ…。
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
大手なら「転勤」
中小でも「退職」
という形で目の前の担当者が
いなくなるケースは
実は結構あります。
怖いのは
担当が変わって伝達忘れがあった時。
書面に残ってない以上は
「白紙」と同じですから。
こんな時のために「上司」をおさえておくのを
オススメします。
担当店舗の店長クラスです。
スムーズに進むなら必要ありませんが
何かトラブルになった時に
担当不在で泣き寝入りを防ぐ意味でも
責任者が誰なのかはおさえておきましょう。
結論:上司の名刺と顔をおさえておく。
一番いいのは契約前後に
「これからお世話になるので
店長さん(上司)にご挨拶させて欲しい」
と会う機会を
設けてもらいましょう。
これで万が一の時の窓口を確保できます。
「責任者=責任の取れる方」
をおさえておくのは
建築トラブル防止に必須です。