第653回:よくある住宅ローンの疑問④。

第653回:よくある住宅ローンの疑問④。

(検索ワード:仮審査 本審査で落ちる ローンが通らない)

初めての住宅ローン。
大きな金額、
長い返済。
不安がいっぱい。

でも
アレレ?って
気づくこともあるけど
これってどうなのかな?

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

銀行
仮審査のお申し込み
ありがとうございます!
お客様
よろしくお願いします!
翌日、
銀行
融資満額OKです。
お客様
ありがとうございます!
お客様
速いなあ。
こんなに簡単に
通るんだ。
後日、本申し込み後、
銀行
申し訳ありません。
今回はお取り扱いが
できません。
お客様
え?
なんでですか??
仮審査は通ってたのに。
銀行
今回の正式お申し込みでの
本審査の結果ですので。。
お客様
え〜〜〜
もう土地も契約してるのに。。
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
住宅ローンは
「仮審査」と
「本審査」の
2種類あります。
必ず通る2つの関所だと
思ってください。
普通なら
仮審査でOK出た内容が
ベースになるので、
・その後新たに車のローンを組んだ
・その後計画が変わり金額増額を依頼した
・仮審査で団信保険チェックがなく
 持病のせいでNG
といった特別な
事情がなければ
すんなり進みます。
ところが、
住宅ローンの案件を
一つでも多くとりたいから、
仮審査の手続きを
グンと簡素化して
詳しい審査は
後回し
にするケースが
実はあります。
こうなると
住宅会社側も慌てます。
ローンが組めないお客様の家は
工事代金が工面できない以上
建築できませんから。
住宅ローンの審査内容は
「個人情報ですので」
という
大義名分の元
全く教えてもらえません。
完全にブラックボックスです。
貸す側に主導権がある
という暗黙の圧です。
結論:本申し込みが通るまで安心しない。
仮審査はあくまで「仮」。
仮審査OK後に
土地や家の契約をしますが、
その後に
契約書などの書類を揃えて
速やかに「本審査」を
受けましょう。
「本審査」が通るまで
土地の決済や
着工など
進めてはいけません。
命取りになります。
第654回につづく。

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