第11回:”ココは展示場ですから”にご注意を。

第11回:”ココは展示場ですから”にご注意を。

(検索ワード:展示場仕様 オプション 標準仕様)

素敵な住宅展示場を見学していると
楽しくて気分がウキウキしてきます。

「こんなキッチンだったら
 料理するのが楽しくなりそう♪」
「書斎に窓を望める
 カウンターをつくれば
 休みの日に好きなことができそうだ♪」

でもテンションMAXモードのままだと
『大切なコトバ』
を聞き漏らしてしまいます。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

営業マン
ウチで一番人気のある
キッチンをご案内します。
お客様
素敵〜〜♪
カウンターも広くて
使いやすそう〜♬
営業マン
キッチンは「リビング
の顔」ですからね。
ウチはキッチンに一番
力を入れています!
このアイランドキッチン
はとても便利ですよ!
お客様
高そうだけど、
ぜひこのキッチンを
採用したいわ〜。
営業マン
皆さんそう言われますよ。
”展示場仕様”ですからね。
営業マン
”展示場仕様”ですよ。
標準キッチンからの
差額で100万円は
かかるなんて
今は言えないね。
お客様
この展示場のキッチン
素敵♬。オシャレな
ところはやっぱり
いいなぁ〜。
お客様
あ!お風呂だ!
こっちも見た〜い!
  :
うわぁ〜広〜〜い!!

いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。

このやりとり、
ごくごく普通の会話ですが、
最も危険な言葉がありましたね。
分かりましたか?

そうです。
「展示場仕様」
です。

このお客様は、
「展示場の雰囲気に
 合わせた素敵なキッチン」
 と理解しています。
この営業マンは、
「このキッチンは、
 この展示場だけの
 特別仕様です」
 と説明しています。

このズレ、ものすごく危険です。

お客様は
「見学した素敵なキッチンは、
 この住宅会社で建てれば
 含まれている」と思います。

しかしそれは大間違い。
後々、契約した後で、
インテリア打ち合わせの段階で
キッチンを選ぶ時に、
「見学したキッチンは
 契約内容に含まれていない」
事を知るのです。

営業マンは
「見学されたキッチンは
 ”展示場の特別仕様”だから
 予算内に入らないので、
 標準仕様のキッチンを
 見積もりしている」
と答えるでしょう。

これが
「契約した後に
 ドンドン追加が増える」
 と言われる
 建築トラブルの1つです。

結論:展示場仕様と言われたら「標準」か「オプション」か聞く。

スターバックスで
コーヒーを頼んだら、
ストローもフレッシュも
無料でついてくるでしょう?
わざわざ、
「ストローついてますよね?」
なんて聞く人はいません。

でもなぜか
住宅業界は、こうなんです。

お客様は、
初めてのお買い物なのに、
知らないだけで
被害者になってしまう。

こんな住宅業界を早く正したい!
と切に願います。

12回につづく。