第206回:キレイな現場は傷が少ない。

第206回:キレイな現場は傷が少ない。

キレイな現場 工事現場 床に傷

構造見学会やSNSに上がっている工事現場の写真は、「人様に見せられる現場」として、あらかじめキレイに整理整頓と掃除が行き届いていることが多いです。

見せる現場がキレイかどうかではなく、全現場の整理整頓こそが、完成仕上がり時に傷がつかないことを気づいている住宅会社は、意外と少ないのです。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

 

お客様
こんにちは〜。
現場見せてくださ〜い。
大工さん
お世話になります。
今日は午前中に
床を貼りました。
すぐ養生をしたので
全面は見えませんが
ココ、チラッと
見えますか?
お客様
あ〜〜!
ホントだ。
素敵〜〜。
惜しかったなぁ。
朝だったら
貼りたてを見れたんですね。
残念。
でも養生ってなんか
嬉しいですね。
大工さん
新しいフローリングが
傷つかないように
こうやって養生材を敷いて
ゴミが入らないように
しています。
養生材とフローリングの
間にゴミが入ると
踏むたびに傷が
つきますからね。
だから私も室内用の靴に
履き替えているんです。
お客様
なるほど〜〜!
靴もそういう意味が
あったんですね〜。
ありがとうございます。
大工さん
本当は監督の野郎が
早く玄関にも養生敷いて
くれないと
業者が来るたびに
小石が上に上がって
困るんだよ。
ったくアイツは
早くしろっての。
せっかくお客さんに
説明できるのに。
工事監督
あの大工さんは
丁寧だから
床傷補修は不要だから
助かるな。
そろそろ玄関の
養生しておかないと
怒られそうだ。。

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

この大工さんは丁寧な仕事をされているので、自信を持ってお客様に説明されていますね。そして、それに甘えているダメ監督さんのようです。

実は、一番傷がつきやすいのは「床」です。

だから傷対策のための養生は、

・床そのものにシートをかける
・玄関の土間にシートをかける
・玄関の外にシートをかける

この3ステップです。

・床そのものを傷つけない
・室内に砂粒や小石を入れない
・建物内に土を入れない

目的も明確です。だから、現場にものが多く置きっぱなしだったり、マメに掃除をせずゴミが目立つ工事現場は傷が多いのが特徴です。

大工さんの仕事の腕は、「丁寧さ」で決まるとも言われます。

一つ一つの作業が丁寧だから、仕上がりがキレイなのです。そのために現場の清掃もまめにされるのが基本になっています。

ここで、よく言われるのは「作業しているんだから汚れるよ」という返し。

いやいや、プロの仕事は、「いつ仕事しているの?」ってくらいキレイなもんです。

結論:キレイな現場はやっぱり仕上がりもキレイ。

ぜひ現場見学してみてくださいね。

工事現場はココをチェック。
参考にこちらもどうぞ。
家ブログ第34回:工事現場を見てみよう。
家ブログ第36回:汚い工事現場三点セット。

第207回につづく。