第156回:途中から登場するPS・DS。
(検索ワード:PS パイプスペース DS ダクトスペース)
建築用語っぽいタイトルに
なりましたが、
PSとはパイプスペースの略。
DSとはダクトスペースの略。
どちらも家の中の
配管スペースです。
ないと困るスペースなのに
困ったことに、
図面に登場するのは
意外と後からだったりするんです。
※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

内容を踏まえて
いよいよ実施図面での
確認です。

前回までは
間取り!って感じでしたが
この白黒図面見ると
工事!って感じが
してきますね

本格的な工事図面ですので
書き込んである
情報量もグンと増えています
のでソコを確認していきます。

!!
早速ですが
この「PS」って
出っ張りは
何ですか?

これはパイプスペースです。
二階のトイレの
給水・排水管の
スペースです。
室内だと出っ張るので
クローゼットの中に
つくりました。

こんなの聞いてないよ。
このクローゼットは
減額調整で
ただでさえ小さく
したのに。

他の場所に
移動できませんか?
このクローゼットが
小さく凸凹に
なるのはちょっと…。

んん。。困ったな。
営業クン
ちゃんと伝えてよぉ。

あるので
この直下のこの範囲内
での移動しか
できないです。
もしくはトイレの位置を
変更するか。。

!!このD Sって
何ですか??

24時間換気システムの
1〜2階間の配管スペースです。
トイレの水の配管と違って
空気の配管なので
径が大きいため
より大きなスペースが
必要になります。

そんなの聞いてないし!
こんなでっかい出っ張りが
できてるから
収納がすごく小さくなってる!
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
トイレは空中には置けませんから
水を流すための給水管と
排水管の二本が必要です。
漏水のリスクを減らすために
基本的に配管は
まっすぐ下ろしたい。
途中で曲げたりするのは
工事の視点ではオススメ
できません。
また空調や換気システムの内容に
よってはDSを設計して
空気の配管スペースを
確保する必要もあります。
空気の配管ですから
細いと流れが悪いため
細くても直径20cmくらいの
サイズになります。
空気を送る部屋が多かったり
距離が長いと
より本数も増えたりします。
当然DSのサイズも大きくなります。
どこにつくりましょうか?
当然メインの空間の角っこを
出っぱらせるわけには
いきませんから
収納の中に目立たないように
設計さんが配置してくれます。
ところが上下のバランスを
配管の面を意識せず
部屋配置だけで
間取りを作ってしまうと…。
このお客様のように
え〜〜!
ってなります。
今の住宅なら必ず必要な場所。
※換気システムによってはDSは不要。
プランの段階で
記載がなければ
どこになりますか?
と聞いちゃいましょう。
かっこよく、パイプスペース・
ダクトスペース!
と言いましょうね。
この質問ひとつで
「お!このお客さんはよく知ってるな!」
と相手にプレッシャーも
かけられて一石二鳥です。