第264回:契約したら間取りは変えない。

第264回:契約したら間取りは変えない。

間取り変更 プラン確定 契約 図面承認 減額調整

家の打合せの中で、最も中心になるのは「間取り」のこと。

部屋の配置や、外観とのバランス。使いやすい場所に収納を作りたい。など今まで温めてきたものを一気に放出!ですね。

しかし、契約のタイミングや土地のスケジュールなどで、先に住宅会社決定をする必要がある。なんて事もこの業界では多いです。

問題なのは、その後です…。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

 

営業マン
土地が売れて
しまったら
元も子もないので
ここで土地は
決断されるべきです!
お客様
そうだよね。
こんないい土地
なかなか出ないよな。
売れたら嫌だし。
お客様
はい!
そう思います!
営業マン
ヨシ!
一気にいくぜ!
営業マン
では建物の契約も
このタイミングに
なりますので
進めていく流れで
よろしいですね。
 
お客様
え?
土地はいいんだけど、
家はまだ決めてないけど。
営業マン
土地も建物も
住宅ローンでの
利用になりますから
一度このタイミングで
確定いただくように
なります。
モチロン契約後に
プラン打合せも
ありますの
まだ変更できますから
大丈夫ですよ。
お客様
あ。そうなんだ。
まあよくしてくれてるし、
この会社がイヤな訳じゃ
ないから
まあいいか。
お客様
分かりました。
ではよろしくお願いします。
営業マン
よっしゃあ!!
契約決まった!!
そして契約後、
お客様
土地が決まったら
ひと段落つけたね。
やっぱり家は
もう少し大きくして
収納やリビングを
大きくとりたいな。
営業マン
さてプランの修正が
できました。
収納も大きくして
リビングも広くなりましたよ。
お客様
お!
いい感じですね〜〜。
営業マン
で、見積ですが
これくらいになります。
お客様
ええ!!
こんなに上がるの??
なんかすごい高い。。。

 

これは無理だから
もうちょっと減額調整
しないと。。
土地代も当初よりは
上がってるから。

お客様
もう契約してるし
あんまり予算あげたくないよ。
営業マン
もう契約してるし
土地のこともあるから
キャンセルには
ならないだろうから
ドンドン追加とって
いくぜ!
営業マン
そうですね。
ただ家が前回より
大きくなっている分は
どうしても上がりますね。
お客様
さらっと
そういう事
言うんだ・・

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

契約するまでは、お客様が主導権を握っていますが、契約した後は、もう逃げられないので営業マンの方が強くなります。

ヒドイ会社になると、安く契約した後に、契約後の変更を割高にして結果として高い家になったなんてこともあります。

お客様は、すでに土地も決めて、住宅ローンなどいろんなことが動き出していますから、「やっぱりやめます」と言うのはとても勇気がいりますし、大変だからです。

強気の営業マンは、追加金額の話もサラリとしてきます。

ここで振り返ってみましょう。

そもそも、土地と建物は同時に契約する意味はありません。

一緒にした方が契約しやすいだけなのです。

一番大切なのは、「家の総額」です。

「家の総額」が狂わないようにするためにも、「家の内容」をほぼ固めておくことが大切です。

「固めておく」とは、間取りや家の外観を決めておくことです。ここが金額に一番影響するので、後から間取り変更で家が広くなった・屋根デザインを変更したと言うのが大幅コストアップになりがちです。

例えば、延床32坪の家で契約して、その後36坪にプラン変更をすると、「+4坪」です。これはとても高い追加金額となります。でも、家は小さくしたくないので、家の大きさはこのままにして、仕様や設備をダウングレードする方向に走ってしまいます。

結論:間取りは、契約前に決めるのが鉄則。

土地も建物も、どちらも可能な限り妥協はしたくありません。

だから焦らず土地の購入スピードに振り回されずに、家の内容を事前にじっくり進めていきましょう。

第265回につづく。