第4回:偽専門家の肩書きにご注意を。

第4回:偽専門家の肩書きにご注意を。

設計士 コンシェルジュ 住宅アドバイザー

住宅展示場へ見学に行った数だけ、担当してくれる人の名刺をもらいます。

この業界では、最初に出会った営業マンがあなたの担当になります。

こちらから営業マンは選べません。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトの吹き出しは心の中。

 

1件目のAホームへ

Aホーム ウルフさん
いらっしゃいませ。
Aホームのウルフと申します。
ではご案内します。
【名刺:住宅アドバイザー】
お客様
よろしくお願いします。
お客様
住宅アドバイザーさん
って何をする人なんだろう??
Aホーム ウルフさん
お客様の家づくりを
トータルでアドバイス
させていただきます。
Aホーム ウルフさん
営業です。って言うのは
カッコ悪いもんなぁ。

2件目のBハウスへ

Bハウス オオカミさん
こんにちは!
Bハウスのオオカミと申します。
ではこちらへどうぞ!
【名刺:住宅コンシェルジュ】
お客様
お願いしま〜す。
住宅コンシェルジュさん?
Bハウス オオカミさん
住宅ローンや土地のご提案
からなんでも対応いたします!
Bハウス オオカミさん
ローンは銀行へ
土地は不動産屋へ
丸投げしちゃうけどねぇ。

3件目のC工務店へ

C工務店 犬山さん
いらっしゃいませ。
C工務店の犬山です。
どうぞおあがりください。
【名刺:お客様担当】
:設計士
お客様
はい。お邪魔しま〜す。
※3件目で慣れてきた。
あ!設計士さんですか?
C工務店 犬山さん
はい。僕はお客様と一緒に
家の間取りを考えさせて
いただきます!
C工務店 犬山さん
間取りとパースは
過去事例をイジるだけ
だから簡単。
法規や構造は
分かんないから
契約後に設計に
お願いしちゃうけど。
 

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

いただく名刺にいろんな肩書きや職種が記載されていますが、基本的には3種類です。

・営業
・設計
・工務

営業さんは、トータル窓口です。土地・ローン・プラン・打ち合わせ・引渡しなどなどトータルで動いてくれる一番身近な担当さんになります。

設計さんは、間取りや建築図面を描く人・計算する人・申請する人・色打ち合わせを取り仕切るコーディネーターなどなどです。

工務さんは、工事監督さんです。

裁判の相談は「弁護士」に。税金の相談は「税理士」に。

でも家の相談は「住宅会社」が多いですよね。

つまり、家を扱うだけなら「無資格」でもOKです。

本番業務は「建築士」ですが、計画段階は「誰でも」対応できます。

土地も同じです。土地の取引は「宅地建物取引士」が対応しますが、土地探しや土地に家の間取りを考える程度は「誰でも」できます。

ところが、一生に一度の大きな買い物だからお客様としては「資格のあるちゃんとした方」に担当して欲しいですよね。

しかし、建築士や宅地建物取引士は国家資格です。専門性と問われる仕事だから、合格率も厳しいものです。

宅地建物取引士の合格率は約15%。 二級建築士の合格率(製図まで)は
約22%。

どの住宅会社も全社員を「有資格者」にしたいですが、なかなかそうもいきません。だから名刺に何もないのでは迫力に欠けるため、

「設計士」「コンシェルジュ」「アドバイザー」

と言った様々な肩書きを作っているのです。

例えば、設計士は設計を担当しますが、建築士資格は持っていませんから「本物」ではありません。

コンシェルジュやアドバイザーは響きがいいですが、営業担当です。

いい家づくりをしてくれるのか?が一番大切ですから、肩書きはあまり意味はありません。

家づくりを誠実に向き合って進めてくれる担当さんかどうか?をしっかりみていきましょう。

結論:注文住宅で「宅建」「建築士」以外の国家資格はありません。

担当さんの見極めの一つとして、資格を持っているかどうかは大切です。その道のプロですから。

第5回につづく。