第141回:この間取りを描いたのは誰?

第141回:この間取りを描いたのは誰?

(検索ワード:プラン設計者 住宅CAD 営業間取り)

家の間取りって
誰が考えていると思いますか?
設計課長?
建築士?
プランナー?
デザイナー?

この質問の答えによっては
危険なニオイがするかもしれません。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

A社の場合

A社の営業マン
それではこの分譲地の
B号地にプランを
つくってみますね。
間取りのご要望を
お伺いしますね。
お客様
はい!お願いします。
1階には〜。

1週間後

A社の営業マン
いかがですか?
このプラン!
お客様
ウンウン。
いいですね〜〜。

そして契約後に設計打合せにて

A社の設計
ご契約いただいてる
プランですが
採光計算NGのため
窓の計画が大幅に変わります。
また斜線検討NGのため
屋根形状が大幅に変わります。
修正してみましたが
どうでしょうか?
お客様
ええ〜〜!!
こんなの全然イメージと
違います。。
なんでそうなるの?
A社の設計
はぁ〜。
まただよ。。
だから営業マンが
要望だけ聞いて
つくった間取りで
契約した案件は
担当したくないんだよ。

B社の場合

B社の営業マン
それでは分譲地のA号地で
プランを作成しますね。
設計スタッツとの打ち合わせですが
○日はどうですか?
お客様
はい!お願いします。
え?2週間も先ですか?
B社の営業マン
スミマセン。
ウチの設計さん
人気があるので
来週は全部埋まってるんです。

そして初回設計ヒアリング打合せ終了、さらに2週間後、

B社の設計主任
いかがでしょうか?
〇〇な雰囲気で
設計しました。
お客様
う〜ん。
カッコいいけど
なんか使いにくそう。。
ピンとこないなぁ。。
1ヶ月待ったのに。
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
A社の場合は
プランを描いたのは「担当営業マン」
B社の場合は
プランを描いたのは「設計主任」
建築士資格のない
営業マンが
間取りを描くと
だいたい設計に引き継いでから
大幅変更&金額アップ
のケースが目立ちます。
窓の位置も適当。
明るくしたからと
やたら大きいし
耐力壁無視の窓配置。
外観希望を優先で作るから
角地の斜線制限NGで
屋根形状を大幅修正などなど。
契約した後に
「このプランは建てられません」
って話になるわけですから
詐欺にあった感覚ですよね。
B社の場合は
設計士同席なので
安心感はありますが
・アポイントの調整で難航する
・そもそもイメージが合わない時も
時間かけた割に
スムーズにいかないケースも
目立ちます。
結論1:建築士を持たない営業マンの間取りは信用しない。
結論2:設計士さんに「家づくりノート」を見せてイメージを伝える。
1の場合は
提案された内容が
法規チェックされて
問題がないのかを
確認ください。
※そもそも建築士が
 いない会社ですから
 建築士出せと言っても
 難しい場合が多いので。
2の場合は
設計士が自分の主張優先
してくる場合に
苦労するので
「こちらのやりたい要望」を
文字や絵や写真で
伝えることが
ボタンのかけ違いを防ぎます。
特にA社のようなケースは
要注意です。
建築できないプランで
話をしても
時間の無駄ですから。
しかし
A社のような住宅会社が
世の中多いのです。
しかも「間取り書きたがり」
営業マンが
多いので
さらに厄介です。
最後に
図面には設計者の氏名記載も
確認くださいね。
え?会社名の下の
二級建築士事務所 山田太郎
ってヤツですか?
この山田さんは
「管理建築士」であって
図面を実際に作成した人では
ありませんので
ご注意を。
参考にこちらもどうぞ
第117回:家づくりノートはぜひ書こう。