第863回:土地の不思議26。

第863回:土地の不思議26。

(検索ワード:公図 住居表示 地番 住所)

土地は難しい。
え?どうして?
なんてことが
ザラにあります。

土地はわからないことがいっぱい。
不動産は怖いですねぇ。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

宅建取引士
それでは
この土地の契約説明に
入ります。
お客様
よろしくお願いします。
宅建取引士
この土地は
公図でみていただくと
ココとココとココの
三筆になります。
お客様
はい。。
お客様
公図?
筆?
すでにわからない・・
宅建取引士
該当土地地番は
1223-4と
1224-3と
1223-6
です。
お客様
じゃあ
住所は
三つになるんですね。
宅建取引士
いえこれは
地番ですので、
住居表示は
また別になります。
お客様
地番?
住所?
結局どうなるの??
すでに
ついていけてない・・
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
宅建取引士は
ルール通りに
説明をしているので
問題ありませんが、
こういうケースが
手順通りに説明されているのに
さっぱりお客様に
伝わっていない典型です。
原因は、
専門用語を
基準に会話するからです。
公図なんて
日常生活で見ることはありません。
筆と言われたら
書道で使う筆を
想像するのが普通ですよね。
話の前提になる
用語の説明を
最初に入れてくれれば
とても分かりやすいのです。
みんなが普段使っている地図と
日本全土の土地の所有状態を知るための
公図。
地図には家や橋や道路や
お店は記載されますが
畑はマークだけ。
その畑を誰が所有していて
どこからどこまでが
その畑なのかを
示したものが公図です。
公図には全ての土地に
番号がついており、
その番号から
所有者などの情報が紐づいている
仕組みです。
番号がない土地は道路です。
公図に記載されている番号が
地番です。
土地の番号です。
あくまで土地のものなので
土地の上に建っている家とは
違います。
細長い3つの土地の上に
一軒の家が建っている場合も
普通にありますから、
土地は3枚
家は1つ
こういうケースもあります。
土地の単位は「筆(ふで)」です。
1枚・2枚とは言わず
1筆・2筆と呼びます。
3筆の土地だから
地番は3つ。
でも家は一つだから
住居表示(住所のこと)は
一つ。
住所と地番が
同じ場合もあれば
異なる場合もあります。
地番が1223-4だけど
住居表示は2丁目23-5
といった具合です。
結論:用語の確認して理解をする。
そんなに複雑な話は
していないのです。
ただ前提になっている
用語の理解が
違うだけなのです。
第864回につづく。