注文住宅の窓選びのお悩みを徹底解説【初心者必見】

いろんな窓があって選べないよ。後で後悔したくないけど、窓の種類によって特徴の違いやメリットデメリットが知りたいなぁ。

窓のデザインもたくさんありますし、どこの部屋にどんな窓を選ぶのか。取り付ける高さはどうしよう。考えることがたくさんあって迷いますよね。

提案プランの窓は、「見た目」と「明るさ」だけで配置されることが原因。

窓の計画は、設計者によって大きく変わります。ただ営業マンが間取りをつくる段階では外観からの見た目と部屋が明るいか?の2点に集中して、窓を選んでいるため後々の打ち合わせで色々問題が発生することも多いのです。

窓を「選ぶ基準」を知っておけば安心。

窓選びのポイントや窓の種類など、選ぶ基準を知っておくことでスムーズに打ち合わせが進みます。窓は家づくりの重要なポイントですので、解説していきます。

この記事の目次

1窓の基本と種類
 イマドキの窓
 窓の種類
2窓種類別のメリット・デメリット
 掃き出し窓
 縦すべり窓
 横すべり窓
3部屋別のオススメ窓
 洗面室
 キッチン
 お風呂
 トイレ
 寝室
 ランドリー
4窓選びの注意点
 注意点①:壁(構造とのバランス)
 注意点②:操作(オペレーター)
 注意点③:ガラス
 注意点④:カーテン
5まとめ

1窓の基本と種類

イマドキの窓

窓のチェックポイントは全部で7項目です。

項目は7つですが、「断熱」「操作」の2種類に分かれます。

「断熱」:フレーム・ガラス・空気層
「操作」:ハンドル・網戸

住宅の窓はドンドン高性能になっています。住宅会社がどのグレードを標準仕様にしているのかによりますが、窓の断熱性能はこれくらいが基本だと思ってください。

・ガラス枚数:ペアガラス以上(二重)
・ガラス:Low-e仕様
・窓フレーム:内外オール樹脂
・空気層:アルゴンガス

住宅の断熱性能は、窓の性能が大きく影響します。住宅の断熱性能をUa値(ユーエーちと呼びます)で表現してもらうのが一番です。住宅ローンの断熱基準もUa値が基本になってきていますので、最終的な家全体の性能値として判断できます。

例:樹脂窓ではないけどトリプルガラス

窓フレームは外アルミ内樹脂の複合タイプだけど、ガラスが3重の仕様。この窓を選ぶことで家全体の性能値を高めている。

このように窓の性能を採用する理由は様々です。ウチの家は樹脂窓じゃないからダメなんだと思わなくてもいいのです。性能は「家全体のUa値」と知っておけば大丈夫です。

窓の操作は、虫が入りにくい網戸・見た目が美しい網戸や、開閉の操作方法など使いやすさを考慮して選んでください。窓によっては設定がない場合もありますので確認していきましょう。

窓の種類

窓の種類はたくさんありますが、断熱性能を満たす条件を加味して次の種類が一般的です。※建築エリアによっても変動します。

他にもいろんなバリエーションはありますが、断熱・操作・デザインのトータルで考えると、基本はこの4種で考えていくのがいいと思います。

次に、窓の種類ごとのメリット・デメリットをご紹介します。

2窓種類別のメリット・デメリット

掃き出し窓

足元までの高さがある引き違い窓を「掃き出し窓」といいます。箒で掃き出せるから掃き出し窓と覚えてください。

メリット:明るい

足元から光が入るので、明るさを確保するのは掃き出し窓が一番です。

デメリット:家具が置けない

せっかくの窓を家具でふさぐのは、もったいないですよね。そうなると、壁が少なくなるので家具を置く壁が減ります。窓をたくさんつくったために家具が置けない。意外と多い話です。

縦すべり窓

メリット:配置しやすい

サイズのバリエーションが豊富なのと、部屋を選ばずに採用しやすいことです。

「廊下が暗いからこの壁に、縦に細長い窓を一つ入れましょう。」
「同じ窓を2つ並べましょう。」

簡単に採用できるのが、人気の理由です。

デメリット:閉める時に苦労するかも

すべり窓は、外に突き出すように開きます。窓を閉めるときには外に突き出した窓を引っ張り込むように閉めるので、手が届きにくいことがあります。

「洗面室の洗濯機前に縦すべり窓。閉める時は洗濯機をはさんでいるので手が届かない。」

操作をハンドルではなく、オペレーターを選んでいればいいのですがこれも割とあるあるです。

横すべり窓

メリット:意外と部屋が明るくなる

窓の横幅が広いので、部屋への採光が大きくなります。また天井に近づけて高い位置に設置するほど、明るくなります。

デメリット:壁不足に注意。

窓の横幅が広いので、採用したくても構造上「壁量不足」で断念するしかない。窓変更したくても壁不足でNGと言われるとお手上げです。窓の選定は早い段階で確定しないといけないのですが、え〜早く教えてよ。となってしまう窓あるあるです。

ここまでそれぞれの窓のメリット・デメリットを解説しました。次に、どの部屋にどんな窓を選んだらいいのかオススメをご紹介します。

3部屋別のオススメ窓

窓のバリエーションは分かった。メリットやデメリットも分かった。じゃあどれを選んだらいいの?よくあるご質問です。部屋別のオススメ窓をご紹介します。

洗面室

オススメ:横長の窓を天井近くに

水回りの部屋は、明るいと清潔感を感じます。洗面室なら毎朝必ず利用する部屋ですから、朝明るい部屋で目がシャキッと覚めると気分が切り替わってオススメです。明るさ優先でFIX窓で十分ですが、風を通したいなら横すべり窓にして開閉できるようにしましょう。オペレーターチェーンの位置は、しっかり確認してください。

キッチン

オススメ:横長の窓をキッチン背面に

キッチンの背面に窓があると空間が明るくなります。カップボードとの組み合わせでオシャレな位置に配置すると印象的な空間になります。

お風呂

オススメ:縦すべり窓をひとつ

お風呂は窓をつけない。そんな選択も増えてきました。窓をもし採用するのなら、シンプルに縦すべり窓を一つがオススメです。シャワー側と離れた位置に窓を入れておけば安心です。

トイレ

オススメ:縦すべり窓をひとつ

トイレなので大きな窓は、外からシルエットも映って気になるものです。シンプルに縦すべり窓を一つがオススメです。明るいトイレをご希望なら天井近くに横長でもOKです。

寝室

オススメ:組み合わせ窓

ベッドの配置を考えてバランスを想像してください。隣地の視線が気になるなら少し小さめ。南向きの寝室ならたっぷり採光が取れる窓を。朝日が入る東向きの寝室ならまぶしくない程度のバランスに。夜勤のお仕事なら日差しコントロールができるように配慮する。寝室は、手を抜きがちですが重要な部屋です。

ランドリー

オススメ:引き違い

洗濯物を干すのがメインですから、明るく大きめがオススメ。在宅時なら窓を開けて網戸状態にしておけば風も通せてランドリー環境が一番ベスト。

ここまで、オススメの窓をご紹介しました。次に、窓選びでよくある注意点をご紹介します。

4窓選びの注意点

注意点①:壁(構造とのバランス)

窓が多いと壁が少なくなります。家の設計は、窓と壁の取り合いっこです。間取りの段階から「どの窓にするのか?」は重要です。先に部屋の位置関係を優先して決めてしまい、色打ち合わせの段階になって「やっぱりこっちに窓にしたいです」「無理です」「え〜〜〜」なんてことも。

対策:間取りと窓はセットで選ぶ。

注意点②:操作(オペレーター)

選んだ窓をどんな操作で開閉するか?確認しましょう。窓の取り付け高さが高い場合は電動スイッチなのか、オペレーターチェーンなのか。手前に棚や家電が来る場合はオペレーターハンドルが使いやすいです。

対策:開閉の操作方法も一緒に確認。

注意点③:ガラス

最近の窓は高性能です。ガラスもLow-e仕様の場合、紫外線カットも優秀です。ヒトの暮らしを快適にする窓ですが、観葉植物には少し不利です。植物に日光は重要です。住宅展示場に観葉植物が少ないのも、実は生育に若干不利だからです。新しい家は観葉植物ダメなの?という訳ではありません。定期的に窓を開けて日光浴させてあげてください。締め切ったままは良くない。ということです。

対策:たまには窓を開けよう。

注意点④:カーテン

窓まわりはカーテンがきて完成します。カーテンもドレープ・レースだけでなくブラインド・ロールスクリーン・プリーツスクリーン・シェードと多様です。せっかく使いやすくしたのに、オペレーターとロールスクリーンが干渉する。よくある残念な事例です。選んだ窓にはどんなカーテンが採用できるか?これを確認しておきましょう。

対策:カーテンもセットで確認する。

5まとめ

家づくりで窓はとっても大切です。窓を選ぶのは、デザインだけではありません。ここまでまとめた内容を知っておいて打ち合わせに臨んでほしいと思います。