マスオの想い:注文住宅の間取りで絶対便利な収納その1「ファミリークローゼット」

マスオの想い:注文住宅の間取りで便利な収納9選
「その1:ファミリークローゼット」

採用されたお客様満足度120%の絶対便利なファミクロ。
マスオファミクロはここが違う!!

「ファミリークローゼット」とは
ファミリークローゼット(略してファミクロ)とは、寝室や子供部屋それぞれに専用のクローゼットをつくるのではなく、1階に家族みんなのファミリークローゼットをつくる考え方です。
クローゼットは一般的に「衣類収納」を指すので、子供部屋などの個別収納はモチロン設計します(個別収納をなくす訳ではない)。
ファミクロの目的は「衣類収納」を1階に集約することでさらに使いやすい間取りにする。ぜひオススメしたい設計ポイントです。
2階リビングの場合は2階でもいいですし、玄関があるフロアに設計するのがいいですね。

図面で見るとこんな感じになります。

【個別収納とクローゼットを兼ねる場合】


平面図

【ファミクロに集約した場合】


平面図

それでは、ファミクロがあると満足度が上がる7つのメリットについて解説していきますね。

ファミリークローゼットを採用したお客様満足度が高い7つのメリット

ファミクロ採用による7つのメリットは
こちらです。

1:リビングに
  脱ぎ散らかさなくなる
2:着替えのために2階や
  寝室へ上がらなくてもいい

3:洗濯物を取り込んで
  すぐ収納できる
  (各部屋への配布が不要)

4:持込タンス家具部屋を
  兼ねてスッキリ

5:各部屋の個別収納にゆとり
  ができる

6:スチーマーなどの作業が
  しやすい

7:カバン置き場も兼ねられる

それぞれ一つずつ解説していきます。

1:リビングに
  脱ぎ散らかさなくなる

お子さんが学校から、ご主人が仕事から、それぞれ帰宅したらどのように家の中を移動しているのかを想像してみましょう。

ただいま〜。と玄関ドアを開けて靴を脱いで上がります。
「カバンを置きたい・帽子を脱ぎたい・服を脱ぎたい・室内着に着替えたい」4つの衝動にかられながら、まずリビングに入ってお母さんなど家にいる人に「ただいま」を伝えにいきます。その後、クローゼットのある自分の部屋に行って荷物を置いて、はじめて着替えることができますね。

ところが、ここでよくある問題が発生します。

ママの悩み「リビングのソファに上着を脱いだままにする」問題です。

仕事から帰ったご主人は「疲れたぁ〜」とすぐソファにドサっと置いてそのまま…なんてことありませんか?お子さんの場合でも「コラ!ここで脱いだままにしないで!」と毎日大きな声を出すのはなかなかシンドイですよね。

そもそも、「帰宅したら脱ぎたい・置きたい」衝動にかられるのは自然なことなので、その動線上にファミクロがあれば、帰宅したらすぐファミクロに向かってカバンや帽子を置いてサッと着替えることができます。

帰宅して、とりあえずソファに脱いでポイッ!とやりがち…

ファミクロで直接着替えることができ、ソファに脱ぎ散らからなくなりますね。

 
2:着替えのために
  2階や寝室へ
  上がらなくてもいい

これは「私、ズボラなんです」と公言されるお客様がとても喜ばれるポイントです。

毎日着替えるためにその都度自分の部屋へ移動するのが億劫で…。もっと楽チンな間取りにしたい時にファミクロがあると、イチイチ移動しなくてもスッとファミクロに行ける短い動線がとても快適に暮らせます。
間取りを考えるときに、「別に少しくらい移動なら構わない」と考えるケースもありますが、やはり動線が良い(移動が短い)ことは毎日の生活でとても快適に暮らせる秘訣です。
また、「あ。帽子忘れた。」「(外に出て)少し肌寒いかな。」と再度クローゼットのある部屋まで戻るのは割と面倒なものです。忘れ物を取りに、すぐファミクロに行けば解決できることも快適に暮らせる秘訣です。

このように毎回2階へ上がるのはなかなか億劫になりますよね。

動線が良い位置にあるファミクロはとても便利です。

3:洗濯物を取り込んで
  すぐ収納できる
  (各部屋への配布
   が不要)

家事動線を考えた時に、「洗濯」の作業が楽になると家で過ごす時間にゆとりが持てます。

乾いた洗濯物を
a)取り込んで、
b)たたんで、
c)家族別に仕分けして、
d)それぞれの個別収納へ運ぶ。

記事を書いているだけでも、大変だなぁと思います。それも毎日のことですから、少しでも軽減したいですよね。

ファミクロがあれば、
a)取り込んで、
b)ファミクロに収納

完了です。

一気に作業が短縮されますね。家族の人数が多いほど重労働になるため、ファミクロ効果は大きくなります。

さらに、帰宅時に着替えた時に脱いだ靴下や使ったハンカチなどをそのまま洗濯機へ家族全員がポンの流れが自然と習慣になりますので、洗濯物を集める必要もなくなります。料理・洗濯・掃除の三大家事の一つが軽減されると、ホントに快適な暮らしになります。

4つの作業があるので、毎日大変です。

作業が楽チンです。

4:持込タンス部屋を
  兼ねてスッキリ

『結婚の時におばあちゃんが買ってくれた大切な婚礼タンスだから新築にも持っていきたい。』

実はよくあるエピソードです。
クローゼットの中にハンガーパイプや棚をつくるのでタンスは処分しちゃいましょう。なんて言われるとサミシイ限りですよね。家具は思い出が詰まっていることも多いので、ファミクロに入れちゃいましょう。
タンスのサイズをしっかり測っておいてプラン作成の段階で伝えておきましょう。そしてタンスを入れたファミリークローゼットが使いやすくなるように、和ダンスなら引出しを引き出した状態を想定する。洋ダンスの扉を開いた状態を想定する。これが使いやすいファミクロをつくる時にはとても大切です。

タンス置くと部屋が狭くなる。

作業スペースしっかり確保する。

5:各部屋の個別収納に
  ゆとりができる

ファミクロをつくる時に一番誤解するのは、ファミクロがあるから子供部屋や寝室の収納を小さくしてしまうこと。これは絶対避けて欲しいと思います。

マスオが考えるファミクロに収納するものは「衣類」です。

子供部屋につくったクローゼットから衣類を差し引くので、本棚や趣味棚や部活道具などをたくさん収納できるのがファミクロのメリットの一つです。ファミクロがあることで子供部屋のクローゼットを小さくして家のサイズダウンを狙う設計手法ではありません。寝室も同じです。プラン段階で予算オーバーだからと家を小さく削る過程に入ると、一番最初のターゲットになるのは子供部屋。だからこそしっかり守ってあげて欲しいと思います。

衣類に本に趣味道具とたくさんあります。

衣類をファミクロに移動でき、たくさん収納できます。
 
6:スチーマーなどの
  作業がしやすい

クローゼットは「しまう場所」ですが、ファミクロは部屋なのでクローゼットの部屋の中でいろんな作業ができるのがメリットです。

例えば、スチーマー。
ジャケットやパンツのシワをカンタンに伸ばせる優れものですが、さてどこで使おうか?と案外、場所に困るものです。小さなアイロンですから作業するスペースがないと危ないですし、シワが残っていないか確認できるように吊るした状態でスチーマーをかけたいですよね。クローゼットからジャケットを取り出して、コンセントの近くに吊るしてスチーマーを使います。ファミクロの中にコンセントを設置しておけば、この作業もファミクロの室内で完結できるのでとても便利です。

コンセントや作業カウンターがあるととっても便利。

7:カバン置き場も
  兼ねられる

ファミクロのメインは衣類としていますが、衣類に関連したカバンや小物の置き場も兼ねておけばとても便利だとマスオは考えています。

お出かけカバンやアクセサリーなども近くにまとめておけば、帰宅時にスッと置けますし外出時も着替えと一緒に完結できます。コートクロークのように上着とバッグをひとまとめの場所にしまえる収納はとっても便利です。カバン置き場のようなスペースがないとリビングやダイニングの隅っこにポツンと置くようになるのでこれもせっかくの新築なら避けたいですよね。

お出かけカバンを置きに2階へ。

お財布バッグをリビングに置いちゃう?

ファミクロにバッグもアクセサリーもまとめて収納。


このように、ファミクロがあると7つのメリットがあるので、ぜひぜひ採用して欲しいなと思います。そしてファミクロを採用しよう!となった時の注意点があります。ただウォークインクローゼットのような部屋を一つつくっておしまい。ではなく、もっと便利に使えるファミクロにするためのポイントをご紹介したいと思います。⬇︎⬇︎

続いて、ファミクロをより使いやすくするためにマスオがオススメするレベルアップポイント9について解説していきますね。

 

ファミリークローゼットをより使いやすくする9つのレベルアップポイント

マスオがオススメする
ファミクロをより使いやすくする
9つのレベルアップポイントはこちらです。

1:姿見ミラーを壁に設置
2:小物コーナーを設置
3:帽子フック
4:アイランドコーナー
5:今日のお出かけコーデフック
6:スチーマーコンセント
7:窓はつけない
8:可動棚よりボックス
9:照明はできればベースライト

それぞれ一つずつ解説していきます。

1:姿見ミラーを壁に設置

姿見(すがたみ)ミラーは、置き型だと場所をとるので壁に貼りつけるのがオススメです。ネクタイやスカーフなどの襟元チェックなら、ミラーのサイズは30cm×30cmくらいでも大丈夫ですが、全身のコーディネートの確認ができるような縦長形状がオススメです。

ミラーは奥行きまで映り込むので、ミラーサイズは横幅30cm高さ120cmもあれば十分な大きさです。床までの高さにする必要はありません。ただしミラーの取り付け高さはご家族の身長を考えて指定しましょう。決してお任せにしてはいけませんよ。

市販のミラー商品を吊り下げでも大丈夫ですが、ミラーは重いので落下などを考えればやはり壁にしっかり固定してもらうのがオススメです。フレームのない板ミラーはしっかり接着剤固定してもらってください。

「ミラーなんて…」と男性は特に敬遠しがちですが、職場に接客前の笑顔チェック鏡があるように、お出かけ前にご自分の表情を確認する習慣はとてもオススメです。「よし!行ってきます!」と自分に気合を入れる意味でも楽しめます。

2:小物コーナーを設置

クローゼットはハンガーパイプで吊るすだけ・収納ボックスにたたんでしまうだけと思いがちですが、身につける小物は様々です。オシャレな方ほど小物を組み合わせてファッションを楽しんでいらっしゃいますが、お持ちの小物と、どこにあったら出し入れが便利かを少し想像してみましょう。

毎日、腕時計やカフス・ピアスにブレスレットを見につけるシーンをイメージしながら、「今日は何を身につけて行こうかな?」とファミクロで選べる習慣をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。

ニッチをつくってフックを設置しておけば、ネックレス系をかけておいてもいいですし、小さなカウンターにアクセサリーボックスを置くのもいいですね。

3:帽子フック

帽子は置き場に困ります。たたむわけにはいきませんし、収納BOXに入れるとかなり場所を取ります。枕棚の上に置いてもいいですが、やはり手の届きにくい位置にあるのは、やや不便です。でもオシャレアイテムなのでパッと身につけたいですよね。

帽子は、壁に「帽子フック」をつけるのが一番です。取りやすい高さにバーをつけてフックをいくつかつければ、置き場所の決まった帽子はなんだか居心地良さそうにも見えます。

お持ちの帽子点数が多ければ専用の吊るす収納も販売されていますので、参考にしてくださいね。

4:アイランドコーナー

ファミクロの広さにもよりますが、何も置かないテーブルやカウンターがあると便利です。洗濯物をたたんでしまう時の作業スペースや、新しく手に入れたファッションアイテムのタグ外しや、シワ伸ばし作業のスペースなど用途はたくさんあり、「ちょっとした作業」がその場でサッとできると便利です。

キャスター付きのワゴンでもいいですし、造り付けができるなら最高です。下部にはスーツケースやバッグといった少し大きめのものをしまうスペースも兼ねてしまえますので、上は作業に下は大物収納にぜひオススメです。

5:今日のお出かけ
  コーデフック

こちらもファミクロの広さによりますが、コーディネートを試すためのものです。毎朝なんとなく順番に着る服装を選ぶのではなく、今日は仕事で大事な商談があるから、今日は久々に友達と会うからなど、

「今日は何着て行こうかな?」

とファッションを考えるのに最適な「お出かけコーデフック」をぜひオススメします。壁にハンガーをかけられるフックを上下1つずつ。それを2〜3ゾーンつくれば出来上がりです。

上のフックにジャケットやインナーをかけて、下のフックにパンツやスカートをかけて組み合わせを楽しみながら選べるのがとっても楽しいですよ。


平面図

ファミクロ試着室で
組み合わせを楽しもう
6:スチーマーコンセント

4でご紹介した「アイランド」の近くに1つコンセントがあると便利なのでオススメです。スチーマーやアイロンだけでなく、クローゼット型クリーニング機など便利家電はファミクロに置きたいアイテムです。

でも使うたびに隣の部屋から延長コードでコンセントを持ってくるのはできれば避けたいですよね。コンセントは1つで十分です。何個も必要ありません。「アイランド」やカウンターなど作業する場所が明確ならコンセントの位置も自然と決まるので、生活し始めてその便利さに感動されると思いますよ。

7:窓はつけない

ファミクロに「窓はあった方がいいですか?」とよくある質問ですが、

マスオの回答は「窓は無しにしましょう」です。

理由はカンタン。衣類が日に当たって焼けたり変色するのを防ぐためです。

窓を希望される方は、風を通したいとの目的が多いですが、その場合ファミクロを外壁面に面した位置に配置しないと窓が取れません。しかしクローゼットより、寝室や子供部屋に窓を確保する配置を優先したいですよね。

ファミクロは廊下のような室内に配置することも多いため、ファミクロに窓をつけようと意識しすぎると間取り検討が難しくなります。実は、ファミクロは別に個室にしなくても大丈夫です。上部を一部壁なしにすれば自然と通風は確保できますし、窓がある壁はクローゼットとしてフックや棚を取り付けられないので、窓のない壁の方が収納量が上がりたくさんしまえて便利です。

第一種換気システム採用ならファミクロにも1つ給気を設けて強制的に風が抜けるように計画しましょう。もしそうでない場合でも1つ換気扇をつければ解決しますので合わせて検討してみてくださいね。

8:可動棚よりボックス

見せる収納なら可動棚がカッコよく決まりますが、ファミクロの場合は利用するのは家族限定です。家族が使うファミクロだから大切にしたいポイントは、

・たくさん収納できること

です。ハンガーパイプは同じ向きに並べて吊るすので、多く収納できます。さらに一目でどこにお目当てがあるか見つけやすいことも大きな利点です。しかし、全て吊るす訳にはいきませんので、引き出し型のBOXが有効です。引き出しなので上からどこに何があるか一目で見つけやすいですし、セーター・パンツ・靴下などサイズに合わせて収納方法もたくさんあります。

そしてBOXサイズを統一しておけば整然と並んだファミクロはいつも綺麗にしておけますので気持ちのいい空間になります。

9:照明はできれば
  ベースライト

ファミクロはくつろぐ部屋ではありませんから、服の色味がきちんと判別できる照明色を選びましょう。基本的には白い光を選んでおくのが一番です。照明選びでダウンライトを中心に選んだ時に、ホールもトイレもクローゼットも同じダウンライトにしてしまい、ファミクロ内部もオレンジ系の照明色だと、服の色味が外の自然光に当てた時と違って見えますのであまりオススメできません。

また照明器具もファミクロ全体を照らしてくれる方が、部屋の目的に合っているのでできればベースライト系がオススメです。ダウンライトを選ぶならファミクロ室内に偏りがないかをしっかり確認して器具点数や配置をおさえておきましょう。器具本体は将来取替できますが、位置はカンタンには変えられませんから。


ファミクロをつくるなら、絶対使いやすくなる9つのレベルアップポイントをご紹介しました。実際に生活を始めて満足度が高いものばかりなので、ぜひぜひ採用して欲しいなと思います。そしてファミクロを採用しよう!となったらただウォークインクローゼットのような部屋を一つつくっておしまい。ではなく、もっとオシャレに見せるファミクロにするためのポイントをご紹介したいと思います。⬇︎⬇︎

続いて、ファミクロをもっとオシャレにするためにマスオがオススメする4つのビジュアルアップポイントについて解説していきますね。

 

マスオがオススメするファミリークローゼットの4つのビジュアルアップポイント

マスオがオススメする
ファミクロをもっとオシャレにする
4つのビジュアルアップポイントはこちらです。

1:クロスで遊ぶ
2:小物ニッチを
3:上部に抜けを(FIXガラスもあり)通風メリットも
4:引き出しユニットあると見た目スッキリ

それでは一つずつ解説していきますね。

1:クロスで遊ぶ

お気に入りのデザインクロスを他とのバランスで断念しちゃうことってありませんか?

リビングや和室などメインルームに採用したかったけど、インテリアの全体バランスを考えて不採用になった好きなデザインのクロスやキャラクターデザインなどの壁紙は、ファミクロなら思い切って「好きなもの」に限定して選んでも大丈夫です。

家族だけの空間だから気にせず、好きなものに囲まれるのは楽しいものです。またファミクロは衣類や収納BOXがたくさん入るため少し派手な柄を選ぶくらいが主張してちょうど良かったりもします。天井に思い切ってトーンを上げたカラーを選んだり、トリムを使って壁の上部と下部で貼り分けしたりと楽しく選んでもOKです。

ファミリークローゼットの天井だけ好きなカラーを採用したり、

マイゾーンに好きなカラーを採用して楽しむのもオススメです。

2:小物ニッチ

ニッチはリビングや玄関ホールといった、ゲストに見せるためだけのものではありません。

ネックレスなどのアクセサリーを吊るしておくフックのあるニッチや、ファミクロ内のアロマポットを置くニッチなど用途は多彩です。壁の凹みをうまく使えば、無機質な収納部屋からオシャレなファミクロに早変わりします。ファブリーズのような消臭剤の収納ニッチなんてのもいいですね。

実用的なものをサッと使えるようにするためのニッチ。ファミクロに目を引くフォーカルポイントのためのニッチ。どちらもオシャレになりますよ。

ニッチのサイズは
横長・縦長・二段など
アクセサリーに合わせて
つくると楽しくなりますよ。
3:上部に抜けを

建築には「抜け」を設けるとグンと印象が変わります。部屋だから壁で仕切るもの。という思い込みにメスを入れて、壁の上部に抜けをつくるとオシャレになります。

壁の上部を抜くことで照明が間接的にこぼれて雰囲気を演出したり、通気も確保できます。抜けをつくら図にFIXガラスを入れてもOKです。窓があると開放感を感じて気持ちいい感じを受けるのは建築物が閉鎖的な証拠です。抜けやガラスが少しでも入るとファミクロがグンと開放的に感じるから不思議です。

4:引き出しユニット

ファミクロも用途は収納ですから、やはり見た目が雑多な雰囲気になりがちです。ハンガーパイプは横に一本水平ラインが通るので整頓された印象をつくりますが、問題はそれ以外です。

収納ボックスは引き出しユニットはできるだけサイズとデザインを揃えましょう。見た目がスッキリするので散らかった印象を与えません。毎日使う場所だから、ハコで散らからないような工夫をしておけば、あとは中身(衣類など)の出し入れだけです。片付けるのが苦手な方やズボラさんにはオススメです。今は市販でいろんなものがありますから、しっかり調べて「統一した同じもの」を並べるようにしましょう。

種類を増やさないルールを守ることがオシャレファミクロの基本です。

ファミクロをつくるなら、もっとオシャレにする4つのビジュアルアップポイントをご紹介しました。実際に生活を始めて満足度が高いものばかりなので、ぜひぜひ採用して欲しいなと思います。そしてファミクロを採用しよう!となったら、失敗しない設計ポイントがいくつかあります。失敗しない4つのマスオのファミクロ設計ポイントをご紹介したいと思います。⬇︎⬇︎

続いて、失敗しないファミクロにするためのマスオがオススメする4つの設計ポイントについて解説していきますね。

ファミリークローゼット設計時に失敗しないための4つのマスオ設計ポイント

マスオがオススメする
ファミクロの設計時に失敗しないための
4つの設計ポイントはこちらです。
※これは一級建築士として設計目線でのお話です。

1:広さは最低2帖以上
2:入口ドアは引戸が基本
3:匂いに注意(うつる・仕切り必要かも)
4:パイプと通路の必要寸法(通路に服がはみ出る防止)図面で

それでは一つずつ解説していきますね。

1:広さは最低2帖以上

「ファミクロの広さはどれくらいあればいいですか?」

よく聞かれる質問です。
答えは最低2帖以上です。
あくまで最低基準です。

できれば3帖欲しいのが本音です。

例えば5人家族の収納量を想定してみましょう。
一般的な子供部屋4.5帖(ドアの前を含めて5帖)にクローゼット1帖はこんな感じです。

クローゼットには衣類以外にも本棚や趣味の道具なども入れますから、「衣類」だけに絞れば0.5帖サイズが最低量かなと思います。一人分の衣類スペースはこの図の半分ですね。

これが一人分です。5人家族なら単純にこの5倍ですね。 
あくまで一人分の量からの計算ですから、先ほど解説したレベルアップポイントを加えていけばもう少し広さが確保できれば最高ですね。
ただし、広くしたい気持ちが起きてきますが、ファミクロはあくまで毎日の生活動線が便利になるために1階につくる部屋なので、各個室の収納の全てをここに求めようとしないでください。例えば、夏と冬の衣替えの時にファミクロにあるよく使う衣類と各個室のシーズンオフの衣類を入れ替えるといった年に2回のお引っ越し作業も考慮すれば、間取り検討時のファミクロ拡大症候群にならなくても大丈夫です。
※「もっとファミクロ広い方がいいんじゃない?」これを、ファミクロ拡大症候群と勝手に定義しています。
2:入口ドアは引戸が基本

提案された平面図で見落としがちなのが、ドア。

ファミクロへの入り口ドアは「片引き戸」がオススメです。
理由はカンタン。ドアの開閉時にドアが邪魔にならないからです。

ただし引戸の場合は、ドアを開けたときにドアが入り込む戸袋(とぶくろ)部分には照明スイッチはつけられませんから、電気配線の打ち合わせでよくよく位置を確認しておきましょう。
またこのドアは少しスリット窓があるデザインがオススメです。ファミクロ内の照明が点灯中は誰かが利用中だということが分かりますし、照明の消し忘れ防止にも効果的です。
でもドアのスリット窓を大きくしすぎると、ファミクロ内での着替えシルエットが見えちゃうのでほどほどにしましょう。
3:匂いに注意(うつる・仕切り必要かも)

クローゼットの隠れた悩み。それは「匂い」です。

自分だけのクローゼットならそんなに気になりませんが、家族全員のファミクロとなると少し配慮が必要になるケースもあります。例えば、ご主人のスーツに女性もの香水の香りがつくのを嫌うケースだったり、娘さんの服にお父さんの匂いがつくのを嫌うなどが挙げられます。

一番オススメなのは各自の収納ゾーンに扉をつける方法です。ファミクロに入った後にお父さん・お母さん・お子様それぞれ専用収納があるロッカーを想像してもらえばと思います。この場合は扉で仕切るためファミクロ全体の広さをやや広めに確保する必要があります。

ただお伝えしたいのは、ファミクロは割と出入りの頻繁な部屋になるので、その都度換気が行われますから、香水などの比較的強い香りを除けばそこまで過剰に意識しなくても大丈夫です。

4:パイプと通路の必要寸法(通路に服がはみ出る防止)図面で

ファミクロの広さとともに最も重要なのが、この通路寸法です。

このように平面図でハンガーパイプの記載はあっても、パイプに服を吊るすため、実際にファミクロを使い始めると、服が通路に出てきます。だから通路の左右にパイプを通す設計の場合は特に通路幅が狭くならないか注意しましょう。ちなみにファミリークローゼットのサイズが1,820mmなら服と服の間は十分通ることができますので、最小寸法としておさえてください。
お子様の手の高さにハンガーパイプをつける?といった上下の高さもしっかり確認しましょう。
ファミクロの形状によって、この通路寸法が大きく使いやすさに影響しますのでしっかり確認して下さいね。
 
 

ファミクロをつくるなら、失敗しないための4つの設計ポイントをご紹介しました。実際に生活を始めて満足度が高いものばかりなので、ぜひぜひ採用して欲しいなと思います。

(まとめ)マスオがオススメするファミリークローゼット

マスオがおすすめするファミクロについて

①ファミクロを採用すると満足度が高い7つのメリット
②ファミクロをより使いやすくする9つのレベルアップポイント
③ファミクロをもっとオシャレにする4つのビジュアルアップポイント
④失敗しないファミクロをつくるための4つの設計ポイント

をご紹介しました。ぜひ検討中の間取りに採用して欲しいなと思います。

(おしまい。)