収納率編(マスオの収納⑩)

プラン依頼の時に収納率を知っておくと安心です。

あなたの間取りにもすぐ採用できるカンタンな事例で紹介します。

収納率とは?

家の面積に対して、収納がどれくらいあるのかを示すもので収納面積合計を家の延床面積で割ったものです。延床30坪の間取りで収納合計10帖(坪換算5坪)なら、16.66%(端数切り捨て)となります。

収納率のメリットとは?

ウォークインクローゼットは3帖欲しい。シューズインクローゼットは2帖とりたい。など各部屋の大きさはイメージできても、家全体で収納が足りているかの判断は意外とできません。シンプルな計算式で算出できる収納率を使って、本当に使いやすい間取りを目指しましょう。

収納率で知っておきたいことは?

各部屋の広さは、こうしたい!というイメージをお客様はお持ちですが、収納の話になると「ぼんやり」した表現になりがちです。

こんな質問をしていませんか?

「収納をたくさんつくりたい。」

誰もが思う願いです。でも「どれくらい」あればいいのか分かりませんよね?実は設計する側もぼんやりしています。リビングを広くした方が間取りの印象が良いため、収納は後回しにされがちなのです。

だから、「収納率◯%」欲しいです。と伝えるのが実は一番明確です。

事例で解説すると、2階建て延床35坪の間取りに収納をそれぞれ計画します。この家の収納面積合計が7.5坪(帖数換算で15帖)とした場合、

収納率21.42%

となります。

では、収納率はどれくらいが理想でしょうか?

ズバリ「18%以上」を目指しましょう。

いろんな情報サイトなどで12%などいろんな数字が飛び交っていますが、先ほど述べたように、「間取りの設計意図」が入ると収納はコントロールされて小さくなりがちです。間取り提案する側が考えているのは「リビングを広くして間取りの印象を良くしないと契約してもらえない」ということだからです。

家の要望とは別に、「収納は収納率18%確保でお願いします。」と伝えるのがシンプルですがとても分かりやすい要望伝達になるのです。そしてこのマスオの収納でずっと伝えてきている各ゾーンで使いやすくするために、ぜひ採用してほしいシュークロなどの収納をしっかり間取りに反映させると18%以上になります。部屋の広さも大切ですが、リビング20帖を18帖に小さくしてその分リビクロやトイクロに回した方が実は断然使いやすく、モノが出ないスッキリしたオシャレな生活をずっと維持できるのです。

それでは、具体的な間取りの事例でご紹介しますね。

収納率21%の間取り事例

ご夫婦と子供2人の4人家族で、南向きに大きなウッドデッキテラスと吹き抜けを作った開放感ある明るい間取りです。人気に横ならびダイニングやキッズスペースにもなる便利な畳スペース併設型。家事動線も洗面と脱衣分離プランで、ファミクロまで一直線の生活動線設計です。室内干しできる洗濯動線も意識した間取りです。

この間取りの収納分解をしてみると、

一階と二階の収納合計が15.5帖です(㎡換算すると25.61㎡)。これを家の延床面積で割ると収納率21.63%になります。

ファミクロ・シークロなど個別の使いやすさを追求した収納を実際に計画していくと必然的に収納率はこれくらいの数値になります。担当者の「間取りの見栄え」に振り回されないように、収納率という数値でしっかり収納が確保された間取り提案を受けられるように伝えて下さいね。

マスオの収納全10シリーズでご紹介したそれぞれの収納をうまく組み合わせて、何年経ってもモノが出てきて散らからないスッキリした家を、カンタンに維持できるような本当の便利で快適な間取りをプランニングしてくださいね。

おしまい。