浮かせるインテリアの上手な使い方が知りたかった。の声にお答えします。
グンとオシャレに見える“浮き浮きインテリア“の事例をご紹介します。

間取りが決まった後だけど、もうちょっとオシャレにしたくって“浮き浮きインテリア“を採用したら「いつもスッキリしてて気持ちいい家だね〜」と言ってもらえてお掃除も楽々なインテリアになりました(^○^)。
浮かせてカッコいい家にしたいな。
みんなのSNSの投稿でいいな〜と思っていた家は、大体浮いてる。「フロートタイプ」とも言うみたいだけど、オシャレな家にしたいから絶対採用したいなぁ。
でも、浮かせると収納量が減るのかな?
下駄箱を見ても、通常の床置き型よりフロートタイプの方が収納量が少ないみたい。見た目もオシャレにしたいけど、実用面で収納が少なくなるのは嫌だなぁ。よくある声ですが、単品で見ると確かに少なくなります。だから間取りでしっかり収納スペースを確保していきましょう。ただ見える家具を浮かせればいいわけではありません。
実は、どこを浮かせたらいいのかをスタッフも知らない。
フロートタイプでお願いします。え?フロートタイプって何だ?こういうやりとり実は多いのです。下駄箱は置くもの。浮かせるフロートタイプすら知らない担当スタッフも結構多いが現実です。
オシャレにしたいのに、お客様も担当者も知らないのでは何もはじまりませんよね。実はオシャレに見せる「浮かせるポイント」があるのです。“浮き浮きインテリア“とマスオ用語で呼んでいますが、視線の先に「抜け感」を感じるからオシャレに見えるのです。奥に抜ける・横に広がる・窓を重ねる。こういった“浮き浮きインテリア“を事例ごとにご紹介しますね。
フロートタイプとは、壁に固定して床から浮かせるタイプのこと。通常の床に置くタイプと違って、足元の空間が浮いているのでインテリアがとてもスッキリした印象になります。
浮き浮きインテリア①玄関:框(かまち)と家具
“浮き浮きインテリア“を実践していきましょう。玄関編です。
玄関は何を浮かせたらオシャレになるのかな?
ケース1:玄関框が正面

玄関に必ずある、2つのものを浮かせましょう。2つのものとは、「玄関収納」と「玄関框」です。玄関収納(通称:下駄箱)は造作家具なら薄く横長い形状に、既成の製品ならフロートタイプを選んでください。玄関框(かまち)とは、玄関の靴を脱ぎ履きする床の高さが変わるところに横に流した化粧材料のことです。この玄関框を、浮いたように見せるとグンと雰囲気が変わります。住宅会社によっては詳細な打ち合わせも必要ですのでしっかり意図やイメージを伝えるのがポイントです。

正面に窓がとれるなら下半分だけにしてみると、何もない壁が上部にできるのでとても美しいバランスになります。玄関は靴を脱ぎ履きするので、自然と目線が下に行きがちです。だから窓を下半分にして目線の先に「抜け感」をつくると浮き浮きインテリアの完成です。自然な目線ラインに抜けを仕掛けるといい感じになりますよ。
ケース2:玄関框が横

玄関框が横になる場合、玄関ドアを開けて最初に目に入るのは「正面の壁」です。スケッチのようにスリット窓を入れた壁が最初に目に入るように設計すると浮き浮きインテリアの完成です。ケース1のように大きな窓が取れない時はスリット窓があるだけでも十分カッコよくなります。玄関収納が奥に向かってスーッと伸びるラインが玄関框と並行に並ぶので、奥に抜ける「抜け感」を演出できます。そんなに土間部分が広くなくても奥に長いので広い玄関にもなりますね。

ケース3:玄関框が横(窓NG)
窓が取れない場合は、玄関収納を主役にしましょう。正面に配置して間接照明で柔らかく玄関ホールを照らしましょう。

何もない壁に玄関収納と間接照明。これだけの組み合わせでグンと印象的な玄関になりますよ。

奥に抜ける目線を利用した「抜け感」を主役にして、何もない壁にシンプルな玄関収納とやわらかい間接照明。シンプルだけど上品なインテリアになりますよ。
浮き浮きインテリア②和室:小上がり部と吊収納
続いて“浮き浮きインテリア“の和室編です。
和室は何を浮かせたらオシャレになるのかな?
ケース1:窓が小さい場合

和室をリビングの横に並べる「続き間配置」が前提になりますが、小上がり部と吊収納の2つを浮かせましょう。

押入れ収納を上に吊り上げて、下部分に小さな床の間をつくります。可能なら奥に地窓(低い高さの窓)を組み合わせると外への「抜け感」ができて浮き浮きインテリアが完成します。地窓がなくても大丈夫です。
ケース2:窓が大きい場合

吊収納の部分が、スタディデスクにできればお気に入りの場所に早変わりします。

和室の床を小上がりにしているので、スタディデスクがそのまま掘り炬燵のように足を入れられます。椅子に座るように畳ペンチが完成しますので居心地のいい仕上がりに。大きな窓から縁側テラスへ出入りできるようにすれば庭とつながりリビングの使い方がさらに広がりますよ。
浮き浮きインテリア③リビング:壁かけテレビと下がり天井
続いて“浮き浮きインテリア“のリビング編です。
リビングは何を浮かせたらオシャレになるのかな?

リビングは「テレビ」と「天井」の2つを浮かせましょう。

テレビは壁掛けタイプにして足元をスッキリ。空間の変化演出のために、天井を一部下がり天井にします。その中に間接照明コーブを仕込みます。下がり天井に木目を入れるとアクセントにとてもおすすめです。テレビが取り付く壁には、窓は控えめにしましょう。スケッチのようにスリット窓で十分です。
浮き浮きインテリア④寝室・こども部屋:スクエア窓とブラインド
続いて“浮き浮きインテリア“の寝室編です。
寝室や子供部屋は何を浮かせたらオシャレになるのかな?

寝室は子供部屋は「窓」と「カーテン」の2つを浮かせましょう。

窓の形状は間取りや隣の家の状況などいろんな諸事情もありますが、可能なら引き違い窓より四角な形状(スクエア)な窓を選びましょう。窓の形状選びを変えるだけでインテリアの印象はグンと変わります。カーテンも通常のドレープ&レースだと左右に吊り下がりますが、ブラインドに変えると吊り下がるため浮いて見えます。窓まわりを少し浮かせるのがポイントです。
さらに家具のチョイスも足のあるデザインを選ぶと、よりスッキリします。ベッド・ソファ・テーブルなどぜひ足の見えるものを組み合わせてみてください。
浮き浮きインテリア⑤洗面台:カウンター
続いて”浮き浮きインテリア”の洗面台編です。

洗面台のカウンターを浮かせましょう。

洗面カウンターを浮かせます。造作なら自由にできますが、既製の商品ならカウンタータイプを選んでみてください。洗面室にパウクロがあれば、洗面台の収納量よりもスッキリ浮き浮きインテリアがオシャレで清潔感もあります。カウンター下に配管が見えても全然OKです。気になりません。
浮き浮きインテリアのポイントは「2つ、浮かせる」です。この2つの要素は空間によりますが、意識をしてインテリアをまとめてみると仕上がりの印象がとても変わりますのでぜひ採用してほしいと思います。
おしまい。