室内窓をひとつ入れて、グッと目を引くオシャレな家にしよう。

マスオシャレシリーズ:内装編1

「室内窓があると、思わずニンマリしちゃいます」

ガラスを使って、つながり効果が広がりを感じられるんだね。

SNSで見かけるオシャレなインテリアに多い「室内窓」。いいなぁと思うけど、実際にどの場所にどんな感じで取り入れたらいいのか分からないなぁ。

実は、スタッフさんも室内窓のオシャレな使い方を知らない。

お客様から「コレ使いたいんです」と言われて初めて室内窓に出会うスタッフも多いのです。インテリアのレベルアップは常に進化しています。

解決は、やりたいイメージをポンと伝えるのがカンタン。

打ち合わせのたびに、ワイワイやるのも楽しいですが、「どの空間に」「どの室内窓を」組み合わせたらいいのかを、イメージで伝えるのが一番安心です。後から気づく思わぬデメリットに心配しなくても大丈夫ですから。

もっとオシャレに見せるなら、このデザインに。

マスオシャレシリーズとは、20年間モデルハウスや住宅展示場の計画に携わってきたマスオの視点で、実際のお客様の家をもっとオシャレに見せるデザインポイントをご紹介するコーナーです。オシャレにするアイデアと共に気になるコストや採用時の注意点などもあわせて読んでくださいね。

この記事の目次

1ちょっと待って!その壁、オシャレにできるかも?
2今回のマスオシャレ
 事例1:リビング
 事例2:テレワーク・スタディ
 事例3:キッチンクローゼット
 事例4:ランドリールーム
 事例5:家事室
 事例6:階段
 事例7:テレビ付近
 事例8:本棚・コレクション
 事例9:ウォークインクローゼット
 事例10:坪庭
3ココが気になる:設置価格の差
4ココが気になる:採用時の注意点
5ココが気になる:お手入れのこと
6まとめ

1ちょっと待って!その壁、オシャレにできるかも?

まずは、こちらをご覧ください。

玄関ホールの靴を脱ぐ框(かまち)ラインをL型にして、広々と感じるようにしたプランです。このプランに「室内窓」を入れると、

「室内窓」を採用することで、こんな効果が生まれます。

・「帰宅時」リビングの様子が見えてほっこりします。
・「在宅時」帰ってきたパパを見つけておかえり〜。
・「常時」室内窓をはさんでリビングも玄関も広くオシャレに感じる。

通常、窓は外部と室内を仕切る壁に設置されますが、

室内窓」は、部屋と部屋を仕切る家の中に設置する窓です。

基本的には、開閉をせずガラスの効果を活かした使い方がオススメです。

建築実例で「つながり」という表現がありますが、ただつながればいいというものではありません。玄関とリビングをつなげることで、帰ってきた様子が見える。帰ってきた時にリビングの様子が見えることで「おかえり〜」「あ〜帰ってキタァ」とほっこりできるよさが、つながりを感じることだとマスオは思います。

「つながる」ことで明るくなるメリットもあります。通常窓のない廊下は照明を点灯しないと暗いものですが、室内窓で明るい部屋の明るさを共有できることも大きな利点です。

そして何より、ガラスは美しいですから、室内窓一ヶ所あるだけでオシャレに美しい雰囲気になりますよ。

室内窓を入れてオシャレに見せるポイントは、

・ガラスのつながりを入れて、暮らしが楽しくなる。
・ガラスの美しさを入れて、見せ場をつくる。

この2つです。

うまく室内窓を使って、素敵なインテリアにレベルアップしていきましょう。

それでは、具体的にどんな室内窓の使い方があるのか?事例を交えてご紹介しますね。

2今回のマスオシャレ

インテリア(内装)をもっとオシャレにする設計コンセプトはコレ。

「室内窓をひとつ入れてみよう」

それでは、具体的に事例で見ていきましょう。

事例1:リビングに、室内窓の提案例

造作対応が可能なら、サイズが自由になると思いますが、メーカー製品でもオシャレなのはこちら。


個人的には、開閉しないFIXタイプがオススメです。

目的が、風通しではなく、つながり効果を狙っているからです。

採用するメリットや採用する時の注意ポイントは、こちらです。

お互いに目が合うくらいがちょうどいいと思います。え?お客様から散らかっている様子が丸見えで困る?それなら、簡易的なカーテンを組み合わせてもOKです。レース一枚でも十分です。ロールスクリーンなどだと完全に見えなくなるので、透ける素材がオススメです。

採用時の注意点は、窓はFIXにしましょう。開閉タイプは、開いたままでぶつかるのも危ないですし、そんなに開けることはありません。窓サイズも大きさにこだわらなくても大丈夫です。中型犬がいる場合だとガラス窓は不安ですしね。また設置する場所によっては明るさを隣の空間に共有できるので、場所は少し検討してください。

事例2:テレワーク・スタディに、室内窓の提案例

スタディコーナーで検討するなら、
子供の勉強を見守れるよう
「オープン」スタイルにしたいな。

テレワークブースで検討するなら、
集中モード & テレビ会議画面の映り込み配慮
「セミクローズ」スタイルがいいな。

使うコーナーの用途によって、設計が変わってきますが、まず提案商品はコレ。

造作対応が可能なら、サイズが自由になると思いますが、メーカー製品でもオシャレなのはこちら。


採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

室内窓のサイズは、大きすぎず小さすぎずがベストです。大きすぎると落ち着かないし、小さすぎると設置した感じにならないので、既成の窓サイズなら45cm角を2個並べたぐらいの大きさがベストです。横二つでも縦二つでもOK。

室内窓をはさんで、観葉植物や外の景色を感じられるようにするとリラックスした状態で集中できるし明るいスペースで読み書きもできます。半個室のような適度なおこもり感が心地よい空間になります。

テレワークコーナーのような「セミクローズ」がご希望なら室内窓と合わせてガラスドアを組み合わせるのがオススメです。ドアだと個室になるのでガラスドアでつながり効果を狙ってインテリア設計するのがオススメです。

事例3:キッチンクローゼットに、ガラスドアの提案例

キッチンゾーンの生活感をできるだけ隠したい。そんなご要望で採用されることが多いキッチンクローゼット。冷蔵庫から食器棚まで全部しまっちゃう。でも欲しいものがどこにあるのか見つけにくいのが難点。それなら逆にカッコよく見せるスタイルがオススメです。

ご提案したいのは、このガラスドア。


採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

キッチンクローゼット内に照明を計画しましょう。内部が明るいとモノを見つけやすいし、ガラスドア越しにカッコよく見せ場を演出できます。※冷蔵庫を照らさないように。

ガラスドアはハイドア仕様にしましょう。またガラスは透明だと見えすぎて美しくないのでブラック系ガラスがオススメです。メーカーのガラスラインナップを確認してください。

クローゼット内の棚計画と照明が干渉しないようにしっかり打ち合わせしてください。棚が邪魔で内部全体を照らせないなんてオチにならないように。

事例4:ランドリールームに、ガラスドアの提案例

家事軽減に大人気の「ランドリールーム」。ここにガラスドアを組み合わせるともっと便利になります。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

ランドリールームは、脱衣室やファミリークローゼットなど家事動線の前後に配置されることが多いため、「洗濯物の湿気」が一番心配です。オープンな間取りで後日ロールスクリーンで対応が多いと思いますが、ガラスドアの採用で一気に解決します。

室内物干金具も、壁に取り付けタイプや天井取り付けタイプ・脱着タイプなど様々です。ガラスドアは開閉しますから干渉しないように取付位置をしっかり確認しましょう。またガラスドアは閉まっていることを忘れて衝突することが、実は多いので、全面ガラスタイプではなく、横桟などのあるデザインがオススメです。

事例5:家事室の壁に、ガラスドアの提案例

リビングやダイニングと別の専用スペース「家事室」。ママコーナーでブログや読み書き・ちょっとした作業など便利な空間です。

あまりクローズにするとLDKから隔離したような閉鎖的な印象になりますが、ガラスドアを組み合わせると一気に解決します。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

ガラスドアで見せるオシャレな空間に早変わりします。ポイントは、クローズ空間になるので広さに関わらずエアコンがあってもいいと思います。※ドアを少し開けてリビングの空調を共有するのもありです。

カウンターデスクや家電品などいろいろ集まりやすいスペースになるので、スイッチスペースやコンセントなどの電気設備などとガラスドアが干渉しないようによく確認しておきましょう。

事例6:階段空間に、室内窓の提案例

鉄骨階段やスケルトン階段のような、デザイン性の高い階段を採用されるなら、もっと見せ場が増えるようにガラスドアや室内窓を組み合わせましょう。

スケッチのような配置なら、2階への出入りを感じつつリビングの外階段にできるので空調ロスの心配もありません。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

「リビング階段にして、子供の動きを把握したい。でもエアコンの効きが心配・・」

こんなお悩みを一気に解決できるのが、ガラスドアや室内窓を組み合わせた廊下階段のプラン。

見守れる状況を作っているけど、階段はLDKの外側なのでリビングの空調ロスは気になりません。さらに、オシャレなスケルトン階段だからどこからも見せるようになります。

注意点は、オープンになるため、階段空間の照明スイッチの場所をよく考えておきましょう。壁が少なくなる傾向がありますから。

また、人感センサー照明も設置場所をよく考えておきましょう。1階の水平移動と2階との上下移動の2方向が関連しますし、リビングの動きも感知しちゃうと照明が点灯ばかりしますので。

またスケルトン階段や室内窓だと、衝突が危ないので、間接的にバリケード機能も兼ねて「観葉植物」の設置がオシャレでオススメです。

くねっと曲がったアルテシーマもオススメです。


事例7:テレビ付近に、室内窓の提案例

間取りによりますが、テレビ付近の壁が外部に面していないなら室内窓を組み合わせると、ガラスのつながり効果で雰囲気がとても良くなります。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

今回は、玄関ホールとLDKをつなげる効果を狙っていますので、パパの帰宅やゲストの来客時や普段のテレビ視聴タイムも奥行き感を感じる抜け感など、暮らしが楽しくなる仕掛けがいっぱいです。

注意点は、テレビと室内窓が重ならないように室内窓のサイズを確認しましょう。またリビングの空調ロスを回避するためにも、室内窓はFIXタイプにしておきましょう。今回のような玄関ホールとつなげる場合は、玄関ドアを開けた時に外部から見えすぎないように確認してください。

テレビ位置によっては室内窓の設置場所も変わりますので、検討中の間取りに組み合わせて楽しんでくださいね。

黒いフレームの室内窓もカッコいいですし、このような木製フレームも柔らかい印象で素敵ですよ。


もっとオシャレにする「抜け感」について気になる続きは、こちらをどうぞ。
マスオの間取り:抜けを仕掛けて、開放感を演出しよう。

事例8:本棚ライブラリーやコレクションに、ガラスドアの提案例

絵本やマンガ・小説に図鑑。家族みんなが利用できるライブラリーを計画した間取りならぜひガラスドアをオススメします。グンとレベルアップしたインテリアになりますよ。

ゲームやおもちゃなどのトイクロ・趣味アイテムや音楽メディアなどのくつろぎアイテムやコレクション展示などの収納にもガラスドアはとっても相性がいいですよ。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

ライブラリーなら、読みたい本がすぐ見つけられるように。収納された本が主役になるようライトアップも素敵です。陳列するのは本だけでなく、ゲームソフト・映画DVD・楽器・絵画道具などなんでもOK。

家族の趣味やライフスタイルのアイテムを、収納できる場所。その場所にスポットを当てるイメージです。

注意点は、収納内全体を照らせるように照明は手前側に設置します。

収納寸法は、ガラスドアの引き違い寸法と収納内部の合計が必要です。910モジュールの場合、455寸法では不足です。ご注意ください。

事例9:ウォークインクローゼット上に、室内窓の提案例

せっかく寝室とクローゼットを計画したなら、”つながり効果”でより広がりを感じるようにしましょう。スケッチのように「上部くりぬき」でも「上部に室内窓」でもOKです。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

WIC(ウォークインクローゼット)内が、夏は暑くて冬は寒いなんてことがありますが、寝室の空調を共有できるとお悩み解決です。

お互いの天井空間を共有することで、広がりを感じて圧迫感も減ります。天井がつながることで木目天井などがアクセントとしてもピッタリ合います。

注意点は、スケッチのようなベッドの配置をする時にはWICの照明が目に入って眩しくないように注意しましょう。また収納が見えすぎても着替えなど生活スペースなので、くりぬき高さや室内窓高さに注意して、天井付近に設けるのがオススメです。

事例10:坪庭に、室内窓の提案例

広くない敷地や、周囲の建物状況でなかなか「庭」が取れない時でも、小さい”坪庭”があると素敵な空間ができます。そんな”坪庭”に室内窓を組み合わせると思わず目を引くアイキャッチの完成です。

採用するメリットや、採用する時の注意点はこちらです。

1.5畳の広さがあれば十分な坪庭を作ることができますよ。ホールを通るたびに目がいくアイキャッチポイントで、ニンマリしちゃいます。

注意点は、観葉植物を置くなら「鉢植え」にしましょう。床材はお手入れしやすいものを選んでください。あくまで室内のイメージですから床段差をつけたり、天窓など建築的に難易度を上げる必要はありません。

さてここまで、事例を使って紹介してきましたが、まとめると、

室内窓を入れてオシャレに見せるポイントは、

・ガラスのつながりを入れて、暮らしが楽しくなる。
・ガラスの美しさを入れて、見せ場をつくる。

この2つです。

ガラスならではの「つながる+仕切る=見せる」が室内窓のいいところですね。

3ココが気になる:設置価格の差

例えば、室内窓を設置した場合・ガラスドアを設置した場合の事例を計算してみると、

壁のままなら0円。決して安い金額ではありませんが、インテリアの見せ場にはとてもオススメできますので、ぜひ住宅会社からの提示金額(定価ではない実際の必要な金額)をみてから検討してみましょう。

室内窓設置の効果で、照明器具が減らせるなどのコストダウン効果もあります。

4ココが気になる:採用時の注意点

室内窓やガラスドアの採用時に、よくいただく質問をまとめました。

Q:ブラックガラスってどうですか??

A:ブラックガラスといっても、自動車の窓ガラスのスモークフィルムほど濃くないので、向こう側もある程度は見えます。また夜に照明を点灯すると、よりはっきり見えてしまうので、「見えても大丈夫なドア位置」なのかを間取りで確認しておきましょう。逆に、照明の点灯の雰囲気を組み合わせてカッコよく見せる使い方もあります(※本棚・コレクション事例参照)。

Q:設置高さの注意点はありますか??

A:室内窓なら、目の高さ前後(床から1.5m前後)がオススメです。

A:ガラスドアなら、ぜひハイドアを採用してください。扉の幅で天井までスーッとガラスが通ると、美しい空間になります。

Q:片引きタイプとアウトセットタイプの違いはなんですか??

A:扉の厚みが室内(または廊下側)に出っ張ってくるドア形状になります(※アウトセット:外側に設置)。そこまで気にしなくても大丈夫ですが、バリアフリー計画を希望されている場合は、廊下の通路幅がドアの厚み分だけ狭くなりますので、間取りでよく確認しておきましょう。

Q:上吊りタイプってなんですか??

A:通常引戸の場合は、上下にレールがあります。上吊りの場合は、床にレールがありません。足元の床材をつなげた仕上がりになる点とレールにゴミがたまらない点が人気です。

Q:希望のサイズがないんですが、どうしたらいいですか??

LIXILのデコマドやパナソニックの室内窓のような、メーカー規格サイズ品の方がお求めやすいですが、造作対応が得意な工務店ならオーダー制作もアリです。ポイントは「絶対80cmがいい!」といった強いご希望がないのなら、規格サイズから選んでも十分美しい空間になりますので、サイズにこだわりすぎなくても大丈夫です。

Q:室内窓は開閉しなくても大丈夫ですか??

A:はい。大丈夫です。マスオシャレのコンセプトは「ガラス効果を生かした つながり効果が広がりと見せ場を作る」ことですから、通風しなくても大丈夫です。開閉することで衝突の事故や、空調のロスなど生活して思わぬデメリットにならないようにFIXを基本的にはオススメします。

ココが気になる:お手入れのこと

室内窓やガラスドアの採用時に、気になる「お手入れ質問」についてまとめます。

Q:ガラスはホコリが目立ちますか?

A:お子さんの手形も含めて、ガラスですから時々はお掃除しましょう。我が家の見せ場ですからね。

Q:ドーンとぶつかったら割れますか?

A:日常生活の範囲なら大丈夫です。強めのドア開閉くらいでは割れることはありません。お子様や中型犬が透明ガラスに気づかずドーンとぶつかるなんてお話もお聞きしますが、歩行スピードの範囲なら大丈夫です。

Q:結露しますか?

A:今の新築住宅なら気密も断熱性能も高いので、結露の心配はありません。

6まとめ

我が家を「室内窓」を使ってもっとオシャレにする。いかがでしたか?ぜひ気になるところがあれば採用して、素敵なマイホームにしてくださいね。

1ちょっと待って!その壁、オシャレにできるかも?
2今回のマスオシャレ
 事例1:リビング
 事例2:テレワーク・スタディ
 事例3:キッチンクローゼット
 事例4:ランドリールーム
 事例5:家事室
 事例6:階段
 事例7:テレビ付近
 事例8:本棚・コレクション
 事例9:ウォークインクローゼット
 事例10:坪庭
3ココが気になる:設置価格の差
4ココが気になる:採用時の注意点
5ココが気になる:お手入れのこと
6まとめ