第192回:ピアノ置きますか?
(検索ワード:ピアノ 床補強 防音 照明 アップライトピアノ)
ピアノを家に置きたい。
新築の時によく出るテーマです。
ピアノは重いから
しっかり相談しておかないと
床が抜けるのでは?
というご相談がほとんど。
重量の問題もありますが
裏を返せば
重量しか目がいかない
住宅会社のスタッフの
なんと多いことか。
※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

今は実家にあるんですけど
ピアノを置きたいんです。
大丈夫ですか?
ピアノを置きたいんです。
大丈夫ですか?

大丈夫ですよ。
床をしっかり補強して
もらいましょうね。
床をしっかり補強して
もらいましょうね。

ああ。良かった。
実家からも
床補強の話が
出ていたので。
実家からも
床補強の話が
出ていたので。
ところが完成して引っ越すと、

エアコンの風が
ピアノに直撃だよ。
これはピアノに
良くないよ。
ピアノに直撃だよ。
これはピアノに
良くないよ。

あれ。
コンセントの位置
が微妙にピアノと
重なるし…。
コンセントの位置
が微妙にピアノと
重なるし…。
いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。
まずアップライトピアノとは
こんな感じ。
コレはおもちゃですけどね(笑)。
まず重さですが
ピアノは200〜400kgぐらい
なので
今の工法の家なら
床に束を何本か
入れてもらえば十分。
二階に設置なら
梁の配置だけ
意識しておけば十分。
ピアノを置いたら
床が抜ける
なんて皆無です。
問題なのはその他のポイント。
・ピアノは木製品ですから
湿気があるのはNG。
エアコン風が当たりすぎるのは
良くありません。
・ピアノの外径寸法だけでなく
椅子や回りのことも考えて
余裕ある寸法設計をしないと
コンセントや家具と干渉します。
・ピアノは壁に向かって
設置することが多いので
演奏者が影になって
楽譜が見えにくい事も多い。
専用の照明が必要です。
・コンセント位置は
十分チェックください。
・定期的な調律もあるので
ピアノを埋め込むのは
オススメしません。
結論:ピアノは上記5点を確認する。
建築を志す者なら
もうちょっと
勉強して欲しいなと
日々思いますが
ほとんどの営業や設計スタッフは
「重量」にしか
目がいっていないケースが
目立つので
引っ越して
ピアノ設置して
初めて気づくことが
多いのです。