第310回:点線と実線の違い。

第310回:点線と実線の違い。

家具の表記 持ち込み品 支給品 造作取付 点線の表記

今回は図面のお話。

営業マンが描いたカラー印刷の図面は、「プラン図面」。

色のない白黒図面は、「実施図面」。

家は、実施図面で建てていきます。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

 

営業マン
今月決めて
くれれば
キャンペーンで
カップボードと
テレビボードを
サービスします!
お客様
それはお得ですね!
ぜひよろしく
お願いします!
そして契約後の打合せにて、
設計さん
それでは営業から
引き継いだプランを
実施図面におこした
ものがこちらになります。
お客様
いよいよ
本格的〜な感じがしますね。
設計さん
CADの図面ですからね。
お客様
あの。
この点線の四角は
なんですか?
キッチンの後ろの。。
設計さん
これはカップボードが
くる予定位置です。
どのサイズを
お持ちになるか
分からないので
点線でざっくり
表記しています。
お客様
ええ?
カップボードは
〇〇さんが
サービスしてくれるって
言ってましたよ?
そうなると、
このテレビのところの
点線も同じ意味ですか?
設計さん
え?
そうなの?
キャンペーンなんて
ないけど。。
設計さん
そうなんですか?
営業に確認しておきますね。
そして後日、
設計さん
前回は失礼しました。
営業に確認したら
契約サービスで
お約束されているとのことで。。
こちらに記載しています。
お客様
はい。
よかった。。
それで今回は
実線での四角
なんですね。。
でもなんか小さいな。。

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

図面の”線”には、意味があります。

「点線」は、工事には含まないもの
「実線」は、工事対象

だと知っておきましょう。

例えば、キッチン本体は「実線」で記載されますが、ダイニングテーブルは「点線」で四角く囲んであるだけ。この場合はキッチンは工事に含まれますが、ダイニングテーブルはお客様が購入する予定サイズをなんとなく描いているだけです。

今回のケースでは、お客様が、カップボードやTVボードを「点線で記載」されていることに早く気付いたのでセーフでしたね。※サービス品だから、小さめのサイズになっているようですが・・。

この家具がサービスで取り付けてくれるのか、そうではないのか?を表現するのが「点線・実線」なのです。

そして、この家具の内容をもとに、コンセントの位置なども電気打ち合わせで影響してきます。

今回、サービスのカップボードは1.2mサイズです。1.6mサイズをご希望なら差額金額は必要です。といった打ち合わせになる可能性もありますね。

このように、点線か実線なのか?には重要な意味があります。

結論:サービス工事が点線の場合は、要注意。

図面は線一本で、意味が変わりますのでご注意くださいね。

第311回につづく。