第344回:読んでおいて。は不誠実の極み。

第344回:読んでおいて。は不誠実の極み。

約款 契約書 重要事項説明 条項 媒介契約

家を建てるのは、みんな初体験。そして数千万円の買い物だから契約書類もいろいろたくさん。

ちゃんと理解しないとなぁとは思うけど、難しい文字や表現の書面は苦手ですよね。

でもそれは、営業マンも同じ。。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

 

営業マン
では次回ご契約に
なりますので
よろしくお願いします。
お客様
よろしくお願いします。
お客様
いよいよ契約かぁ。
ドキドキしてきた。。
そして契約当日、
営業マン
それでは契約の説明を
させていただきますね。
金額は前回の内容です。
図面も前回のものです。
工事期間は仮ですが
このくらいになるかなと。
お支払いの時期については
工事期間に合わせて
またご案内しますね。
後ろのこのあたりは
形式的なものなので
また読んでおいてください。
大体以上ですね。
お客様
あれ?意外と
短時間で終わるんだ。

そして仕様打合せも終わり、

お客様
工事はいつ頃から
始まって
完成はいつ頃に
なるんですか?
すでに契約書の期間は
過ぎてますよね。。
お客様
なんかサラッと
説明していたから
こうやって動き始めると
不安になるなあ。
営業マン
そうですね。
工事については
これから社内で…
営業マン
まだ監督が
予定組んでくれないから
まだ分からないんだよなぁ。

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

工事期間は、契約書の内容において最も重要なテーマの一つです。

契約金額は、みんなチェックしますが、工事期間は意外とスルーしがちです。

しかし着工遅れや、引渡しの遅れはローンのつなぎ利息負担が増えたり、家賃も余分にかかったりと、実は一番お金の負担が大きいのです。

※コロナの影響で工場がストップしたため、トイレの生産がストップして家の引渡しが遅れる。なんてケースもありました。

家の引渡しが遅れると、引っ越せないので、今のアパートをもう少し借りないといけませんから家賃負担が増えますし、すでに実行済みの土地代金のつなぎローン利息負担など影響は大きいのです。

契約書の工事約款には、工期がズレた場合の話もきちんと記載されています。

ふわっと説明する会社ほど、工事のスタートもふわっとしているものです。

営業マンがいい加減なのは、この契約書の説明を見てもよく分かります。

あらかじめ約款や契約書面を渡してくれても、契約当日に「不明点ありました?」で終わらせる営業マンも実は同じです。※不明点がなければ書面は理解した。という認識になるため。

❌先に渡すから読んでおいて。
❌後で、読んでおいてください。

どちらもダメです。

キチンと説明してもらいましょう。それが契約するということです。

結論:書面は一通り説明してもらう。

一生に一度くらい、契約書の約款の話を聞いてもいいと思いますよ。

第345回につづく。