
セミダブルベッドやクイーンサイズが入るか心配で、広さばかり気になってた。でも毎日元気に楽しむために、しっかり休める寝室にしようを考えたら、毎朝とっても気持ちよく目覚めて気持ちのいいスタートが切れるようになりました(^○^)。
せっかく6帖の寝室にしたけど、これでいいのかな?
寝室を広く設計してもらったのけど、よく考えたら今のアパートの寝室と広さ以外はあんまり変わらない気がする。リゾートホテルの寝室は、あんなにオシャレでストンと眠りにつける。一体何が違うんだろう…。
原因は、ベッドのサイズと寝室の広さしか考えていないから。
とりあえず広さは6帖あるし、ベッドもちゃんと入るから大丈夫だね。と安易に考えてはいけません。寝室は寝るだけだし、なんてもったいないと思います。毎日使う部屋ですから。
寝落ちや、目覚めを楽しむための配慮を取り入れよう。
心地良く眠りにつく・爽やかな朝の目覚めを手に入れる。フレーズを聞くとワクワクしますよね。そのための寝室設計で考えておきたいポイントを押さえておけば大丈夫です。
この記事の目次
1寝室もちゃんと考えよう
寝室設計の盲点
眠りを楽しむ設計とは
2心地良い眠りを手に入れる寝室の事例
事例1)目覚めの良い寝室
事例2)ストンと寝落ちする寝室
事例3)眠たいモードをつくる寝室
事例4)ベッドに入ると気持ちいい寝室
3まとめ
1寝室もちゃんと考えよう
注文住宅の間取りの話になると、リビング・収納・動線に集中してしまうので、寝室はずいぶん後回しにされてしまいがちです。
「寝室?4.5帖だと狭いけど、6帖あればいいじゃん。」
これで寝室は終わり。いやあもったいない。
人生の三分の一は「睡眠」です。そんなに長い時間を過ごす部屋だから、ベッドを置いておしまいにするのはとても残念です。ここでは寝具の話には触れませんので、枕やベッドなどのテーマではありません。寝室の設計についてまとめています。
寝室設計の盲点
寝室設計の一番の盲点は、
「お客様もスタッフも”6帖”あれば良し」
と思ってしまっていることです。
間取りを考える住宅会社のスタッフさんも、ほとんどがこの発想です。
リビングも寝室も優先順位なんて考えずに、それぞれきちんと考えて間取りを作っていって欲しいと思います。寝室は寝るだけ、ではなく「眠りを楽しむ」と頭を切り替えると色々検討するポイントが見えてきます。では、眠りを楽しむ寝室の設計とは何を考えればいいでしょうか?
眠りを楽しむ設計とは
眠りを楽しむ寝室の設計は、この4点です。
・窓
・照明
・カラーリング
・設備

一つずつ解説していきますね。
寝室の窓
寝室の窓は、心地良い眠りを楽しむためには最も重要です。
ありがちな窓の配置は、
・角部屋だから2箇所作る
・引き違い窓をポンポンっと配置して終わり
・コスト調整で窓を減らす
こういう安易な窓計画をするのは、とても残念です。寝室の窓を、どこに配置するか?で大きく睡眠環境は変わります。

例えば、朝日を浴びて目覚めたいなら窓の配置は「東向きor南向き」になります。敷地条件もあるので、隣の建物が背の高いマンションなら、わざわざマンション側に窓を設けなくてもOKです。朝日が入る条件を確認しましょう。
せっかく月明かりを楽しもうと思っても、北の窓では月は見えません。これも実は、あるある事例ですのでご注意ください。
窓だけでなく、カーテンも候補の絞り込みは意識して選んでください。目覚める前に起きてカーテンを開けるわけにはいきませんから、ブラインドのような隙間から朝日が差し込む気持ち良さはぜひオススメです。
寝室の照明
寝室の照明は、「明るくしすぎない」ことがポイントです。
部屋だから、暗いんじゃないかな?と不安になりがちですが、そもそも寝室は「休む」部屋です。照明は暗めにして覚醒状態をおさえていくように考えましょう。コスト調整でアパートの天井シーリングライトをそのまま持ち込み計画も、あるある事例ですが、一度立ち止まって心地良い眠りを楽しむ視点も検討してみてくださいね。

心地良く眠るためには、「まぶしい」状況は避けましょう。
照明選びのポイントは、ほんのりした明るさです。
また光の高さはできるだけ低く意識してください。スタンドライトも眩しさを感じないように、傘のあるものがオススメです。半透明シェードの場合は、ほんのり明るい程度のものを選びましょう。
照明の配置も、部屋全体の隅っこと隅っこを対角に離したり、ベッドの左右などできるだけ分散させましょう。スタンドライトはベッドインした後に照明OFFできるような単独スイッチ配線にしておくのも便利ですね。
寝室のカラーリング
寝室のカラーリングは、壁や天井の色選びのことです。ここでも心地良い眠りを意識してください。他の部屋で採用できなかったから、寝室でぜひ!とクロス選びの延長で決めてしまうのも少し立ち止まって検討して欲しいなと思います。

光の反射を意識して部屋全体を明るくする必要はありませんので、真っ白にしなくても大丈夫です。オフホワイトのように白に何かがまじって純白ではないくらいの色合いが選びやすいと思います。黄色が入ればアイポリーですし、黒が入れば薄いグレーです。色味はお好みでOKです。
木の質感やタイルの質感などアクセントを組み合わせるなら、できるだけ視線の先に来るように意識して選んでいきましょう。プロジェクターを入れるなら壁に凹凸や柄がない方が綺麗に映ります。
寝室の設備
設備といっても一般的な話です。コンセントはどの目的で利用するのか?照明スイッチはどこでON・OFFするのが便利か?など生活シーンを想像しながら検討していきましょう。

寝室のコンセント選びは、「まだ未定だからとりあえず適当に」と安易にされがちです。ベッドまわりに充電用やランプ用。スマートスピーカーの配置位置にも欲しいですね。部屋全体のスタンドライト配置も想像しながらコンセントを配置しましょう。
エアコンは、本体の位置によって風が直接当たらないようにします。窓を開けて風を入れると気持ちがいいですが、エアコンの風が直接当たるのは寒すぎたりと必ずしも快適とは限りません。実は女性の寝室の悩みの上位は、エアコンです。
照明スイッチもベッドに入ってOFFできる位置を検討しましょう。照明をOFFにして真っ暗な状態でベッドの角で足をぶつけたら全然気持ちよく眠れませんから。
それでは、実際に心地良い眠りを手に入れた、寝室事例をご紹介していきますね。
2心地良い眠りを手に入れる寝室の事例
事例1)目覚めの良い寝室

寝室設計のポイントを4点一つずつ解説します。
まずは、窓についての解説です。

設計コンセプトは、「朝日をしっかり浴びて毎朝目覚める寝室」です。
体内時計を朝にリセットしてスタートを気持ちよく切るには、太陽の光を浴びるのが一番です。
続いて、照明についての解説です。

照明は3ヶ所の分散配置です。メインを間接照明。部屋の反対側の壁面には、ベッドサイドに小さめのランプとスタンドライトを置いています。
ベッドサイドのランプはできるだけ低い位置がオススメです。スタンドライトはお好きなデザインでもOKです。今回は壁を照らす細長デザインにしています。スタンドライトのOFFをベッド近くでできるように、このコンセントだけ単独スイッチを一つ配線しておくと便利ですよ。
間接照明についてもっと詳しい記事はこちら。
間取りのコツ:間接照明を使ってオシャレな家にしちゃおう。
寝室のカラーリングについての解説です。

やわらかめのインテリアにまとめるなら、スモーキーブルーはオススメです。青は寝室にも向いていますのでぜひ検討してみてください。
設備についての解説です。

こだわったところは、3点です。
・コンセントの位置をベッドの両脇に
・スタンドライトのスイッチをベッド脇に
・天井にスピーカーを
スピーカーはスマホと連動できるタイプが便利です。スマートスピーカーを使うなら天井に設置しなくてもいいですね。コンセント位置をよく検討しましょう。毎回充電するのはちょっと面倒ですから。
寝室設計にこだわると、毎朝の目覚めがとても気持ちよくなりますよ。

事例2)ストンと寝落ちする寝室

うたた寝で眠りに入るのが一番気持ちいいですよね。寝落ちで眠るのも、心地良い眠りだとマスオは思います。映像をキレイな画面のテレビだと、目が覚めて寝つきが悪いこともあります。ここはあえて、プロジェクターで雰囲気を楽しむ寝室にしています。

窓は、目覚めがいいように事例①と同様の設計ポイントです。
隣の建物の窓と重ならなければ、ブラインドが多少開いたままでもOKです。日差しの入り方を、季節によって楽しんでください。

メインの照明は、ダウンライトです。壁際に寄せることで光の形(スカラップ)が印象的に照らしてくれます。プロジェクター利用時は消灯します。
天井設置型のプロジェクターは、映写状況を設計段階から、しっかり確認しておきましょう。画面の位置が寝室コンセプトの中心になりますので、ココは手を抜かないように。

シアターになる壁は、凹凸のないものや柄のないものを選びましょう。最近のプロジェクターは性能が良くなっていますが、やはり綺麗に鑑賞できるようにインテリア打ち合わせの時に注意してください。

寝室の部屋形状によっても、プロジェクターの設置位置が変わってきますので、商品説明や設計担当さんと打ち合わせ確認をしてください。
事例①と同様に、ベッド脇のコンセントが快適な睡眠ライフには欠かせません。

こんな寝落ちができる寝室も、楽しいですよ〜。
事例3)眠たいモードをつくる寝室

さあ寝よう!と気合を入れても、なかなか眠りにつけないこともありますよね、眠りって休むモードですから、気合を入れてもどうにもならない・・。
少しずつカラダを、休むモードにジワジワとソフトランディングさせて、眠たいモードを作るとベッドに入ってスッと眠れます。そんな設計コンセプトの寝室もオススメです。

大きな窓が採用できない場合でも、道路から見た建物外観のバランスの都合でも、窓の選択は変わります。今回のように横長いデザインも寝室には合わせやすいです。
外からの視線が気になる時は、窓の位置を少し天井に近づけて高くすると一気に解決することも多いです。月明かりって優しい照明にもなりますよ。

間接照明を膝の高さくらいの低い位置に作ると、オシャレになります。そして眩しくありません。でも床を照らすだけでも、ほんのり明るくなります。
ベッドサイドは、ブラケットライトを組み合わせるとグンと雰囲気ある寝室になりますよ。

グレー系やベージュ系のカラーを、壁と天井の全面に統一させてはいかがですか?同じトーンなので部屋も広がりを感じます。
寝室だからこそ、少しトーンを上げても綺麗に仕上がり、安らげる寝室にまとまります。

壁のトーンをまとめているので、コンセントがごちゃごちゃ出てくるのも気になりますから、すっきりベッド周りにまとめましょう。
ベッドの横にチェアコーナーを作るので、サイドテーブル近くにも一つあると便利ですよ。
ベッド下などはホコリが溜まりやすいので、お掃除ロボットが入れるように足元はすっきりさせておきましょう。
インテリアを浮かせてもっとおしゃれに見せる詳しい記事はこちら。
間取りのコツ:家具を浮かせてオシャレな家にしちゃおう。

寝室に入って、楽しめる時間があると眠りに入るまでの時間をゆったり過ごせます。少し寝室を広めに確保できるなら、チェアコーナーをぜひ検討してみてくださいね。
事例4)ベッドに入ると気持ちいい寝室

ベッドに入っても、すぐ眠れる日ばかりじゃありませんよね。
今日のことを考えたり、明日は何をしようかな?色々と考え事をする時だってあります。また家族と少しおはなしすることも多いです。「今日の晩ご飯、おいしかったね〜」なんてたわいのない話でも、寝る前の会話ってワクワクします。
そんなベッドに入った時も楽しめる寝室設計のご紹介です。

せっかく勾配天井が採用できるなら、間接照明を生かしましょう。緩い勾配屋根でも光の使い方で、印象的な空間にできますよ。

勾配天井と間接照明を組み合わせるなら、ぜひ天井には無垢板を貼るのを検討してみてください。自然素材が持つ風合いは新築当初だけでなく、経年変化とともに味わいのある天井になっていきます。
せっかくの寝室ですから、アート飾るのもオススメです。写真でもスケッチでも飾る場所があると寝室の雰囲気が上がりますよ。

ホテルのように、テレビボードを設置するならぜひドリンク用の冷蔵庫も設置検討してみてください。お酒のストックがあるなんて素敵ですよ。
勾配天井についてもっと詳しい記事はこちら。
間取りのコツ:オシャレ天井を使って間取りをレベルアップ。

お昼寝する部屋も和室だけでなく、寝室を使って楽しんで欲しいなと思います。
3まとめ
ここまで、心地良い眠りを手に入れる寝室のつくりかたをご紹介してきました。せっかくの注文住宅ですから、寝室も安易に考えずに一度立ち止まってゆっくり計画してみてください。楽しい家づくりになりますよ。