「ペンダントライトを一つ入れて、オシャレな家にしてみよう」

マスオシャレシリーズ:照明編2

「ペンダントライトのあるインテリアは、とてもオシャレに感じるね」

ほんのり明るいところに、人って集まりたくなるよね。

SNSや雑誌で見る素敵なインテリアは、オシャレな照明を上手に使っているのになぜかウチの照明提案はダウンライトだけ。もうちょっと素敵な提案を期待していたのに・・・なんでかな?

実は、ペンダントライトのいいところを提案するスタッフが知らないだけ。

ペンダントライトは価格が高い。ペンダントライトはお手入れが面倒。そんな安易な理由で提案する内容から外しちゃっているスタッフさんが多いのです。でもちょっとしたポイントと採用する理由がちゃんと分かっていれば、もっと提案するバリエーションは増えるんです。

解決は、ペンダントライトの使い方の”型”を知っておくこと。

ペンダントライトの使い方は実はカンタンです。しかもランプ一つでインテリアの印象がグンとオシャレになります。採用する部屋ごとに”一つの型”を持っておくだけで身近に採用できちゃいます。

もっとオシャレに見せるなら、このデザインに。

マスオシャレシリーズとは、20年間モデルハウスや住宅展示場の計画に携わってきたマスオの視点で、実際のお客様の家をもっとオシャレに見せるデザインポイントをご紹介するコーナーです。オシャレにするアイデアと共に気になるコストや採用時の注意点などもあわせて読んでくださいね。

この記事の目次

1ちょっと待って!その照明計画、大丈夫?
2今回のマスオシャレ
3ココが気になる:室内の明るさ
4ココが気になる:設置価格の差
5ココが気になる:採用時の注意点
6ココが気になる:お手入れのこと
7まとめ

1ちょっと待って!その照明計画、大丈夫?

まずは、こちらをご覧ください。

照明器具が天井に埋め込まれる「ダウンライト」。空間を最大限広く感じることができるので、「広くみせたい」時に一番使いやすい照明計画です。

テレビを中心にしたリビングを設計する場合に、よく使われているのがこのケースだと思います。意図しているわけではなく、結果的にこうなっているのが美しく見えるのは、「アイキャッチ」がきちんと設計されたカタチになっているからです。

オシャレに見せるには、「アイキャッチ」をしっかり考えておくことが大切です。

※その部屋に入って、一番目を引くポイントを「アイキャッチ」とよびます。最初だけでなく、いつも目を引くポイントです。

※「フォーカルポイント」も「アイキャッチ」と同じ意味です(この建築に関してですよ)。

ペンダントライトとは、「吊り下げ型の照明器具」のことです。

テレビにこだわらず、テレビがない部屋でも、照明器具をうまくアイキャッチに使うとカンタンにオシャレな空間にすることができます。

空間をオシャレにするには、
・アイキャッチをつくる。
・アイキャッチは照明一つでカンタンにつくれる。
・好きなデザインの照明を選べばOK。

お店に入った時に、思わずペンダントライトを見てしまうのは、こういう仕掛けです。

それでは、具体的にどんなアイキャッチをつくればいいのか?を実例を交えてご紹介しますね。

2今回のマスオシャレ

照明計画をもっとおシャレにする今回の設計コンセプトは、コレ。

「ペンダントライトを一つ入れてみよう。」

それでは具体的に、事例で見ていきましょう。

「ダイニングに、ペンダントライトの提案例」

ダイニングテーブル上に、大きめのランプをひとつ。
アイキャッチは、照明本体。
照らす対象は、食事。

ご提案したいのは、この照明「LE KLINT ペンダントスワール」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

ペンダントライトは複数より1灯の方が、印象的になります。でも好きなデザインを2〜3灯吊るしたいならそれもOKです。

光の色も視認性重視で、昼白色でもOKです。

照明の吊るす高さは、少し低めに感じるくらいでOKです。ダイニングテーブルが来たらちょうどピッタリに感じます。

照明器具のデザインが美しいと、消灯時でも絵になります。お気に入りランプはずっと可愛がってあげてくださいね。

「キッチンに、ペンダントライトの提案例」

主役はオープンキッチンだから、小さめのランプを3つ。
アイキャッチは、キッチンと照明の組み合わせ。
照らす対象は、キッチン。

ご提案したいのは、この照明「オーデリック ペンダントライト OP 252 780R」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

ランプの高さは、そろえて主役のキッチンを引き立てよう。高さをバラバラにするとキッチンより照明が目立ってしまいます。

アイキャッチは、キッチンと照明の組み合わせだから、統一感を意識してみましょう。

照らす対象は、キッチン。でも実際に調理する作業灯として大切なので、視認性はしっかり確認してください。インテリアの見た目を優先しすぎて暗めの照明バランスだと食事の色味が分かりにくい時もあります。

吊るす幅は、コンロゾーンを差し引いた残りのサイズで、バランスをとりましょう。

照明器具を選ぶときに、笠のあるデザインだと光は下方向にだけ広がります。ペンダントライトを引き立てるためには、予備の照明としてダウンライトを入れすぎると明るすぎる失敗になります。

「リビングにペンダントライトの提案例」

リビングの一角に、くつろぐ場所を。
アイキャッチは、ペンダントライト下にある座りたくなる椅子。
照らす対象は、椅子やサイドテーブル。

ご提案したいのは、この照明「FUTAGAMI 円錐」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

明るさの目的ではないので、眩しい照明は避けましょう。

設置位置は、テレビボードの隅っこでもOKです。

選んだ照明器具のサイズ(主に高さ)によって吊るす位置は決めましょう。部屋の天井高さと全体の印象を想像してから、吊るす高さを決めるのがオススメです。

せっかくペンダントライトを吊るすからその下に家具・テーブル・グリーンなどを置きましょう。

照明のある明るいスペースは、集まりたくなりますから居心地の良いお気に入りスペースになります。ゆったりしたチェアやサイドテーブル・グリーンなどとの組み合わせがアイキャッチになりますよ。

「トイレにペンダントライトの提案例」

1帖トイレは、視線の先に。
アイキャッチは、小さくて主張するランプを。
照らす対象は、便器ではなく部屋の隅っこ。

ご提案したいのは、この照明「ブンドーソケット エジソンバルブLED」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

照明器具はトイレの邪魔にならないように、小さめのデザインやサイズにしておきましょう。

吊るす高さも、邪魔にならないようにダイニングよりやや高めをオススメします。

トイレ空間を広くオシャレに見せるためにも、入口から見て対角の位置に吊るすのがオススメです。

窓とランプが重ならないように、配置にも注意してくださいね。

「スタディにペンダントライトの提案例」

スタディコーナーは、間取りによって作る場所が大きく違いますが、ペンダントライトはスケッチのように、カウンターのどちらかに寄せて吊るしましょう。

左利きでなければ、この配置で設置すると、文字を書くときに影になりません。

真下を照らす照明デザインより、全体をぼんやり照らす照明の方がスタディの用途には向いています。

ご提案したいのは、この照明「オーデリック OP252879」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

カウンター上に、本棚用の棚や吊り戸棚など設置予定の場合はランプと干渉します。ペンダントが全体を照らしてくれるのでカウンター上はオープンにしておくのがポイントです。

文字の読み書きやPC作業などより視認性が必要なため、設置高さはやや低めがオススメです。

家族の利き手のよって設置位置の検討も大切です。右利きと左利きの両方が家族にいるからと両サイドに設置しちゃうとペンダントのバランスは、やや崩れてしまうので別の照明スタイルに変更しましょう。

「玄関にペンダントライトの提案例」

玄関収納の一角に、印影の美しいマリンライトもオススメ。
照明の光で、ちょっと癒される。
ゲストにも自慢できる、オシャレな玄関に。

ご提案したいのは、この照明「オーデリック OP252413」です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オーデリック LED洋風ペンダントOP252413LD 工事必要
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※マリンライトは、カバーの十字が美しい影になって照らしてくれます。

採用する時のポイントは、こちらです。

照明の吊るす位置は、玄関ドアを意識してみよう。帰宅してドアを開けて最初に目に入るアイキャッチを想像するとベストポジションが見つかります。

照明器具の大きさにもよりますが、あんまり隅っこに寄せすぎずにゆったり配置してあげるのがオススメです。

玄関収納もフロート設置(宙に浮いた雰囲気)や床置きなどで設置高さが変わりますから、全体のバランスを想像してください。

「吹き抜けにペンダントライトの提案例」

ホテル・美術館・ビルのエントランスなど、大きな吹き抜け空間には印象的なペンダントライトがあります。リビングに吹き抜けを計画しているなら照明もこだわっていきたいですね。

ご提案したいのは、この照明「オーデリック OP034119」です。


この照明は大サイズとして、直径約50cmです。組み合わせるなら、OP251841(直径35cn)やOP252626(直径20cm)などサイズが違うものがオススメです。

採用する時のポイントは、こちらです。

吹き抜けに窓があるなら、窓と重ねて配置しよう。夜、外から見てオシャレな家に仕上がります。

複数ペンダントを採用するなら、平面配置と立体配置の両方を想像して吊るす位置を決めていきます。大胆に攻めるくらいがちょうどいいので思い切った配置でも案外大丈夫です。

「和室にペンダントライトの提案例」

畳のお部屋は、インテリアの雰囲気が「和」になるので、照明器具も和紙のようなテイストが一番マッチします。

畳とペンダントライトの組み合わせが、やわらかいアイキャッチになると最高です。

ご提案したいのは、この照明「AKARI 50EN」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

ちゃぶ台のようなテーブルを置く前提でインテリアを考えましょう。昔の和室は、囲炉裏を囲む部屋でした。そのイメージです。だから照明の高さも思い切ってグンと低くしてもOKです。

予備としてダウンライトは入れません。照明は真ん中のペンダントライトより高い位置には入れません。雰囲気や予備は、低いスタンドライトのようなもので調整しましょう。例えばこんなスタンドライト。


和室の照明は、低く低く。

「ヌックにペンダントライトの提案例」

ヌックは、くつろぐ場所です。
ぼんやりゆったり時間を過ごせるように、小ぶりなライトがオススメ。
スマホや読書を楽しめる明るさをキープしつつ、窓に映り込んで外の景色が楽しめないように配置に注意しましょう。

ご提案したいのは、この照明「LE KLINT SWIRL 2S」です。


採用する時のポイントは、こちらです。

照明選びは、まぶしくないものにこだわりましょう。ゆったり過ごすから目に優しいランプがオススメです。

ペンダントライトは、後々位置を変更することはないので、窓への写り込みだけでなく、チェアやグリーンなどを配置するイメージをしっかりつくっておきましょう。

3ココが気になる:室内の明るさ

照明器具選びによって、同じ部屋でも「明るさの感じ方」が変わってきます。まずはこちらをご覧ください。

どの照明器具が、どんな目的の部屋に向いているか?ということなので、それぞれ選べば大丈夫です。

今回のテーマである「オシャレにする照明」に向いているペンダントライトの場合だと、

ペンダントライトは、「暗いところ」ができることで美しく見える照明器具です。人は明るいところに集まりたくなります。だからランプの下にテーブルや椅子をセットするのがオススメです。

テーブルや椅子がある空間は、「くつろぐ場所」ですから、明るすぎる空間は実は疲れることもあります。光の色をオレンジの電球色から白の昼白色に変えるだけでも十分明るく感じますので、明るさの補充で周囲にダウンライトを入れすぎるのはあまりオススメしません。

あとは、ダイニングテーブルほど明るくなくてもいいかな?ダイニングテーブルくらい明るい方がいいかな?という選定基準で照明器具の大きさや設置数を組み合わせていきましょう。

4ココが気になる:設置価格の差

例えば、ダイニングテーブルの実例を使って価格差を出してみましょう。

北欧照明ブランドの「LE KLINT」の照明器具と比較すると約5万円のアップになります。

オシャレにはお金がかかるね。。という声が聞こえてきそうですが、

ずっと暮らしていく家だからこそ、こだわっていきたいところには費用をかけるのも注文住宅の醍醐味です。家全部ではなく、家族が一番集まる空間をどんな暮らし方にするのか?楽しく話し合って選んで欲しいと思います。

5ココが気になる:採用時の注意点

ペンダントライトの採用時によくいただく質問をまとめました。

Q:吊るす位置って変えられないの?

A:ペンダントライトの位置は変えない前提で選びましょう。窓の位置も変わりませんよね。それと同じ認識で考えていきましょう。配線ダクトレールで位置の変更対応できるようにすることもできますが、基本的には、吊るす位置を変えない方が美しいです。だからこそライト下にはテーブルやチェアなど「モノ」がある前提でインテリアを設計していきましょう。

Q:吊るす高さは、どうしたらいい?

A:テーブルがない状態だと、頭を打つかも??と思うくらいの高さが綺麗に仕上がります。その意味でもライト下にテーブルやチェアなど「モノ」がある前提で考えましょう。ペンダントライトの設置は「アイキャッチ」として考えると高さがカンタンに決まりますから、目を引くポジションはどこ?という視点がオススメです。

Q:吊るす数は、1つ?3つ?迷ってて…。

A:小ぶりな照明なら複数でもOKです。キッチン前に小さめを2つまたは3つのパターンでもOKです。同じゾーンに複数吊り下げるなら、吊り下げ高さは同じにして統一感を出すと綺麗な印象になります。照明器具のデザインで選ぶのがオススメです。

Q:笠があるデザインの方がいいですか?

A:笠のあるデザインは下方向に光が広がります。必然的に上部が暗くなるため、印象的になります。笠のないデザインは全方向に光がぼんぼりのように広がります。エジソンランプのような形状だと、少し眩しくなるので、「眩しさ」を感じてもOKかどうか?で選ぶのがオススメです。

Q:いろんなペンダントを採用したいです。

A:一つの部屋にペンダントライト1ヶ所まで。と思っておきましょう。欲張ってあんまりブラブラ吊り下げるのはオススメしません。ワンルームのLDKならダイニングに1ヶ所だけといった感じです。アイキャッチは1ヶ所だから美しく感じます。

Q:吹き抜けでの採用注意点は?

A:ペンダントライトを吊り下げるなら、シーリングファンは諦めましょう。また、ペンダントライトを吊り下げるなら、明るさ補充として壁付スポットもオススメしません。アイキャッチは1ヶ所と心得ておきましょう。

6ココが気になる:お手入れのこと

ペンダントライトの採用時に、気になるお手入れ質問についてまとめます。

Q:吊り下げるから、ホコリはのりますよね?

A:はい。定期的にお掃除しましょう。キッチンのペンダントは油汚れもあるので、拭き取りしやすい形状がオススメです。

Q:吹き抜けのペンダントライトは、手が届きません。

A:LED電球ですので電球交換は、10年に1度は業者さんを呼ぶことになると思います。吹き抜け上の2階ホールから手が届くなら自分で交換も可能ですが。またお掃除は柄の長いモップでお掃除するようになります。持ち運びしやすい脚立があると便利です。

7まとめ

我が家を「ペンダントライト」を使ってもっとオシャレにする。いかがでしたか?ぜひ気になるところがあれば採用して、素敵なマイホームにしてくださいね。

1ちょっと待って!その照明計画、大丈夫?
2今回のマスオシャレ
3ココが気になる:室内の明るさ
4ココが気になる:設置価格の差
5ココが気になる:採用時の注意点
6ココが気になる:お手入れのこと