新築住宅の資金計画予算や見積について徹底解説【初心者必見】

新築の予算ってどうやって決めるの?お金が決まらないと怖くて進めていけないよ。

家には値札がありません。だからいくらかかるのか分からず話が進んでいきます。そりゃ怖いですよね。さらに今まで買ったことのない高額な商品だから、支払いのイメージもありません。最初の予算で戸惑うとハードルが上がりますよね。

原因は、自分が毎月支払える住宅ローンの返済額を知らないから。

最終的には、住宅ローンの毎月返済額が基準になります。一番身近な数字になるからです。この返済額を見つけるのが一番の近道ですし、安全です。しかし、いくら必要なのか不明のまま返済額は計算できません。ここが難しいのです。

返済額を基準するための「総額」をカンタンに計算しておけば解決する。

いくら必要なのか?(総額)を計算して、その総額を住宅ローンに組んだ場合の返済額を家族会議で判断するのが一番シンプルで安全策です。このやり方を一つずつ解説していきますね。

この記事の目次

1予算と見積の違いを知る
 予算とは
 見積とは
2予算の決め方
 予算を決め方
3予算の目安
 予算の目安はココから
4見積の仕組み
 見積の仕組み
5見積の落とし穴
 注意①:坪単価ではなく総額
 注意②:概算や予算組は変動する
 注意③:各社の標準とオプション
6まとめ

1予算と見積の違いを知る

まずお金の大原則を整理しましょう。

スニーカーを買う場合、商品価格5,000円と送料800円の合計5,800円を用意すれば購入完了です。これに当てはめると、住宅の場合は、「家の価格」と「諸経費」の合計「家の総額」を用意すればOKです。

ところが、住宅の場合ほとんどが「住宅ローン」を使います。現金一括払いならスニーカーと同じようにシンプルですが、住宅ローンで毎月分割返済になるので、2,650万円をどのように払うのか?というステップがもう一つ必要になります。

このイメージ図だと、2,650万円を「現金100万円」と「住宅ローン2,550万円」に分けて支払う考え方(資金計画又は予算)です。

同じ2,650万円でも、プランAの支払い方とプランBの支払い方は違います。現金を多く入れる方法とローンを多く利用する方法。これが「資金計画」又は「予算」と呼ばれるところです。

つまり、お金の用語の定義を以下2つだけはしっかり理解しておく必要があります。

予算とは

予算とは、新築に必要な総額の支払い方法のこと。

予算は資金計画とも言います。

いくら頭金を入れる?
住宅ローン返済はボーナスも併用する?

これらが資金計画の検討に当たります。

見積とは

見積とは、新築する「家の価格」です。諸経費は含みません。

なぜ諸経費は含まないのか?それは住宅ローンを利用する人と現金一括の人で諸経費の内容が大きく違うからです。

大切なのは、「見積」だけでは足りない。ということ。

家の価格(見積)が分かっても、諸経費を含めた「家の総額」が確定しないと、資金計画(予算)の検討ができないのです。

ここで注意点。
「ご予算はいくらですか?」と質問されたら「家の総額」として答えましょう。「家の予算は〇〇ですか?」と言われてもさらに諸経費も必要になりますし、土地から購入の場合は、さらに土地の費用も必要です。このやりとりで、つまづくと大きなズレが発生したまま話が進んで、とても危険です。

ここまで、「予算」と「見積」の違いをお話ししました。では次に「予算」の決め方を解説します。

2予算の決め方

手順は「予算」が先です。我が家ではいくらまで支払えるかな?と予算の目安を考えておかないと、無理のない資金計画が立てられません。

予算の決め方

「予算はどうやって計算したらいいですか?」

よくある質問ですね。
その答えは「3つの質問」の回答に合わせて作ります。詳しくはこちら「追加工事も怖くない、新築予算を最初に計算する方法」をご覧ください。

では次に、「とりあえずカンタンに目安だけ」と思っている方に「予算の目安」をお話しします。

3予算の目安

「予算の目安」とは、無理のない金額のことです。

予算の目安はココから

ズバリ「年収の7倍」です。

年収が500万円なら7倍の3,500万円が「家の予算」です。これが一番無理のないボーダーラインです。

夫婦共働きだから合算収入850万円なので、7倍の5,950万円。これはダメです。

出産や産休などで奥様の収入がずっと同じとは限りませんから。

では予算の話から、「見積」の話に進みます。家の価格を分かりやすく解説していきます。

4見積の仕組み

家の価格は「見積」で提示してくれます。

この間取り(プラン)を標準仕様(中身)で、この敷地に建築した場合の見積がこちらです。といった具合に家の価格が出てきます。

見積の仕組み

まず家の価格は、このようになります。

注意点1
本体価格と呼ばれる内容は、家本体のみ。

注意点2
敷地に古家があれば解体工事が必要ですが、これらも付帯工事になります。

注意点3
なぜか照明器具が「諸経費欄」にある、など住宅会社によってバラバラですが、あくまで「本体・付帯・オプション」に入るものだと理解ください。

見積書のもっと詳しいお話はこちらをご覧ください。

次に、よくある「見積の落とし穴」についてご紹介します。

5見積の落とし穴

注意①:坪単価ではなく総額

前述しているように、家の価格は「総額」を見て判断してください。家の価格の一部では足りません。

家の価格の一部とは、「坪単価」「本体価格」がそれに当たります。

詳しくはこちら「注文住宅の坪単価の盲点」をご覧ください。

注意②:概算や予算組は変動する

家の価格は、すぐには分かりません。それはお客様の家の間取りがないからです。では間取りがあれば出るのか?それは住宅会社によります。どうして間取りがあるのに価格が出ないのか?それは営業マンが契約を取るために、お客様の反応を見てから調整したいからです。

仮の価格を伝えて、お客様のリアクションを見る。

「高い!」と言われれば、下げる調整を。
「まあこれくらいは必要かな」と言われれば、そのまま。

このやりとりの前提になっているのが、「仮の価格」です。

仮の価格に当たるのが、「概算見積」「予算組」です。

詳しくはこちら「概算見積や予算組の注意点」をご覧ください。

注意③:各社の標準とオプション

家の価格は、同じ間取りでも内容によって変わります。

・キッチンは絶対〇〇のAAグレードに
・外壁はタイルにしたいです

などなど仕様にお客様の指定があれば、変わります。

お客様が指定をしないなら、住宅会社は自社で決めている標準仕様で見積もりをします。

・A社の玄関ドアは電気錠が標準
・B社の玄関ドアは電気錠はオプション

当然、家の価格は変わります。これが仕様の違いです。

標準仕様について詳しくはこちら「注文住宅の標準仕様とオプションの仕組みを徹底解説」をご覧ください。

6まとめ

ここまで家の「資金計画(予算)」「見積」について解説してきました。一番大切なところですのでしっかり家族会議をしてくださいね。