住宅展示場って家が大きすぎて全然参考にならないよ。
家を見始めたお客様の一番多いお悩みです。いくら見栄えが良くても現実問題こんな家は建てないし…。じゃあ見る意味ないよね。目の保養なんて必要ないし。だからこそ「完成見学会」に参加して実際に契約された先輩たちの家を見ることが住宅会社選びには、とても重要です。
初めて完成見学会に参加するけど、どうしたらいいかな?
我が家の参考にぜひ見に行きたい!でも人の家だし、小さな子ども連れてってもいいのかな?価格のことも質問したいし、一回きりの貴重なチャンスにどこを見ておけばいいのかな?効率的に見学する方法が知りたいなぁ。お気軽にご参加くださいって言われたけど、どうしたらいいかな?
悩みの原因は、見に行く家を買うわけじゃないので、リアリティがないから。
車や食材は、「そのもの」を買うか買わないかを判断します。注文住宅は、これから建築するための参考として「見に行く家は対象外」だから、現実味をイマイチ感じません。だから気分が真剣勝負ではなく、ふんわりモードになります。実は、住宅展示場やモデルハウスより、お客様宅の見学こそが真剣モードにならないといけません。
見に行く家を気に入るかどうか?の視点で、参加すると会社選びが効率的
「見に行った家が、欲しくなるくらい気に入った」これが住宅会社選びで一番成功するパターンです。大切な家づくりを成功させるために、住宅会社選びの中で必ずオススメしたいのが見学会です。完成見学会の参加メリットを理解して、完成見学会で見るポイントを中心にご紹介しますね。

この記事の目次
1見学会をオススメする理由
・見学会に参加するメリット
2見学会で見るポイントは5つ
・ポイント①:会社
・ポイント②:仕様
・ポイント③:間取り
・ポイント④:仕上がり
・ポイント⑤:価格
3家の見学会には4種類ある
・見学会①:お客様の家の完成時
・見学会②:モデルハウスの完成時
・見学会③:構造見学会
・見学会④:入居者様の家
・見学会の誤解:どこまで質問できるの?
4見学会を頼まれたら
・謝礼について
・広告について
5まとめ
それでは一つずつ解説していきますね。
1見学会をオススメする理由
見学会に参加する理由
車は実際に試乗して乗り心地や外観インテリアも確認できます。実際に見たものを購入できます。
家は、違います。
建売住宅は別ですが、注文住宅は「これから建てる家」ですので、見ることも泊まって見ることもできません。これが一番住宅購入を悩ませることです。住宅購入は夢です。だから住宅展示場は夢いっぱいの建物になっています。しかし大きすぎる家を見ても仕方がないという声がほとんどです。今のお客様は「購入予定のものを見たい」のです。
住宅展示場 = 見せるための家
完成見学会 = 実際に建てる家
つまり、住宅展示場の見学にはそこまで力を入れなくてもいいのです。
CMや雑誌で見た「あの空間」をぜひ採用したい!だから「あの空間」を実際に見ることができる住宅展示場に行く。このくらいの使い方が一番いいのです。住宅会社選びや家の見学が最初の出会いになりますから展示場に行くなというわけではなりません。その後、ここいいな。と思えたら次のステップで「完成見学会」に行くと考えてください。
結論:見た家を、建ててくれると考える。
では、完成見学会で何を見たらいいのかをご紹介します。
2見学会で見るポイントは5つ
見学会の参加は、とても重要です。もしその住宅会社で家をお願いすることになったら見に行った家が完成形になります。ほぼ間取りが希望に近いなら、外観が好みのテイストなら、もう見た家がほぼそのままと言ってもいいくらいです。だから次の5つのポイントをしっかり確認してください。
ポイント①:会社
大前提として、完成見学会の開催がない会社はやや危険です。
完成見学会はお客様の家を使いますから、貸して下さっているお客様が喜ばれていて「ウチの家でいいならぜひ見てもらってください」と厚意で提供してくれることで初めて成立するからです。つまり「お客様満足度」が高くないと実現しません。完成見学会のない住宅会社は、満足度のバロメーターが低い可能性があるからです。お客様の家がNGなら分譲住宅のモデルハウスでもいいので、「実際に建てられた家」を見せてくれるかどうか?がとても重要です。分譲住宅もいずれ販売する未来のお客様の家という点では、完成見学会として有効です。
車やファッションもネットで購入している?それはある程度購入イメージがつかめているから成立します。規格住宅ならともかく注文住宅はまだネット購入できないと思います。
住宅展示場があるのに、完成見学会がない。ちょっと不思議です。きっと見せられない・見せたくない何かがあるのでしょう。と思われても仕方ありませんよね。
結論:そもそも見学会の開催があるのか。
ポイント②:仕様
仕様とは、何がついてくるのか?と考えてください。
その会社の一押しの建材なら、外壁でも床材でも造作家具でも同じです。ここで勘違いしがちなのは、どこのキッチン?コンセントは何個?というところを見ないといけないと思うケース。お客様の家ですから、ご指定のキッチンメーカーだったり、コンセントの要望も違っていたりします。何がついてくるのか?というのは、「オプションではなく標準のもの」と「一押し建材」です。全館空調推しの会社なら全館空調がどのように組み込まれてどれくらい快適でランニングコストが安いのか?がポイントです。自分がこの家に住むなら?と考えながら見ることがコツです。
結論:その会社一押しポイントを体感してみる。
結論:疑問に思ったことを聞いてみる。
ポイント③:間取り
家はお客様の生活に合わせて間取りを設計します。間取りは実際の家で、これはいいね。これはいらないかな。と体感すると間取りの優先順位がグンと整理されます。図面100枚見るより、実際の家を1軒見る方が本当に建てたいイメージがグンとまとまります。百聞は一見にしかず。とはよく言ったものですよね。
リビングは18畳でも十分広いよね。寝室はやっぱり8畳ないと大きなベッド置けないね。ここにファミクロがあるのは便利だな〜。
カフェに行って席を選ぶときに、図面なんて見ませんよね。見学会も同じです。入って感じたことを一番大切にして欲しいと思います。
我が家の図面とくらべて…なんて難しく考えなくてもいいのです。頭を空っぽにして見学会の家を歩いてみる・収納を開いて見る。実際に体感してみて感じたことがあなたの家に欲しいものです。体感してよかったことを採用していきましょう。案外こだわっていたところのモヤモヤが解消しますよ。新しい家には、暮らしやすい設計術が満載です。
結論:図面を持たずに、歩いてみる。
結論:空間を見て歩いて楽しんで、感じる。
ポイント④:仕上がり
仕様や間取りを体感しながら感じたことが、仕上がりです。
あれ?天井低い?
あれ?リビング広い?
あれ?1坪のお風呂でもよくない?
タイルの質感・床材・照明のライティング・壁紙やカーテンなどの気に入った部分は金額差も含めて採用候補として質問してみましょう。注文住宅ですから、こんな空間もあるんだ〜と楽しんでいきましょう。
結論:感じたこと・好印象・違和感を大切にする。
ポイント⑤:価格
聞いてはいけないと思い込んでいる「価格」。大丈夫です。聞きましょう。この家はいくらですか?
「お客様の家なのでお答えできません。」という営業マン。
意味のわからない返しトークです。でも「これ以上聞いちゃダメなんだ・・」とお客様は思いますよね。じゃあ図面も見せて家の中も全て見せているのに?と思います。お金の話を誤魔化す営業マンは信用できません。
「この家と同じように建てたらいくらですか?」と再度質問してください。
プライベートなところは言わなくてもいいので、この間取り・この仕上がりでの価格は言えるはずです。どんなに素敵な家でも価格が分からないと決断できません。
結論:この家いくら?は聞いてもOK
ここまで見学会で見るポイントをご紹介しました。でも見学会には4種類あります。参加する見学会によって目的が変わりますのでご紹介します。
3家の見学会には4種類ある
完成見学会もオープンハウスも内覧会も同じイベントです。カッコよく表現したいから横文字にしただけです。今回解説するのは、そうではない大別できる見学会のことです。
見学会①:お客様の家の完成時
見学会やオープンハウスは、一般的にココに該当します。重要なことは、「建築主が決まっている」という点です。N様邸完成見学会ならN様の家です。N様のこだわり・N様の家族構成による間取りを見学できるのです。
見学会②:モデルハウスの完成時
モデルハウスと頭についている場合、「建築主」は決まっていません。住宅会社が「ウチで建てたらこんな感じになるモデルケースの家」というものです。
例えば、
分譲地の一角に建築されていれば、その分譲地で建てたらこのサイズでいくらになりますという事例。
住宅展示場が古くて、今の商品特徴が説明できない。今回その商品を搭載した建物を案内するため。
こんなケースが多いです。モデルハウス見学の注意点は、「見せる」ことが目的のため家具・家電・外構などの「価格に含まれない」過剰な盛り上げがあります。素の状態でないので分かりにくいですが、意識しておくことで随分違います。
見学会③:構造見学会
制震ブレースや断熱施工といった壁の中を見て欲しいときに開催されることもあります。構造の特徴を知りたい場合はチャンスがあるなら参加してみましょう。
ただし、工事に関する説明はあてになりません。完璧に清掃された状態での開催ですから現場が綺麗・丁寧という話は、また別の日の通りがかって見る方がリアルによく分かります。
構造見学会をしているから安心ということではありません。どうしても決め手にかけるから一度工事中を見たいを伝えれば、見せてくれるケースがほとんどです。生産現場をオープンにしていく風潮がありますので構造見学会を待たなくてもいいと思います。
見学会④:入居者様の家
開催があるならぜひ参加しましょう。その住宅会社で建てたオーナー様と会えるチャンスはとても貴重です。家づくりの進め方や迷われたポイント、間取りの満足度や失敗したことなど色々お話を伺えると思います。その会社のファンだから見せていただけますし、検討中のお気持ちも理解してくれていますので、やや住宅会社寄りだよね?と斜に構えなくても誠実に対応してくれます。
家単体だけでなく、担当者の対応やエピソード、ローンの悩みや土地探しの決め手など聞きたいことは盛り沢山ですね。
見学会の誤解:どこまで質問できるの?
すごく多い質問です。
・この家いくら? OK
やんわり断られたら、「同等の家を建てたらいくら?」と聞きましょう。
・どんな方が建てたの? OK
名前を聞く訳ではありません。
家族構成やお子様の年齢性別・同居予定ある?など
間取り検討においてとても気になる情報ばかりです。
4見学会を頼まれたら
見に行く側ではなく、提供する側からの気になる質問です。
謝礼について
見学会の特典も
・値引き
・モノのサービス
のどちらかになると思います。
金額は20〜30万円といったところが上限になると思います。謝礼10万だったり、エアコン1台サービスだったり。住宅会社側も次のお客様を集める、契約に結びつける有効なイベントですから広告の一環として計画しています。
見学会は、「家を貸してもOK」と思えるくらい住宅会社と良好な関係でないとOKは出せませんよね。だから、金額(内容)を聞いて決めるというよりは、キモチがどうか?を基準にして決める方がいいです。
見学会なんてしなければよかったとトラブルになるのは、思わぬ補修が発生した。こんなにオープンにされるなんて知らなかった。が多いです。建てた自分達より先に他人が見るのが嫌だからという心情も理解できます。無理してまでサービスを受ける必要はありませんよ。
広告について
どこまで掲載されるのか?
どこまで拡散されるのか?
この2点は必ず確認しておきましょう。
最近は予約制が主流で、オープンにチラシをばら撒くといった宣伝は少なくなりましたが、フリーペーパー誌面に掲載。ホームページに掲載。SNSに掲載などなど広告媒体によって広がり方もかなり変わります。「あなたの家でしょ?この見学会って」なんて少し距離を置きたい人から言われると困りますよね。有名になりすぎて困ることもありますからね。
また図面・外観写真・地図・仕様内容など、載せてほしくないものは伝えておきましょう。間取りがWEBに載るのは抵抗ありますし、測定したC値などが出回るのも気になります。私はOKだけど主人がNGなんてこともありますから。
5まとめ:注文住宅の会社選びは完成見学会に参加する。
やはり注文住宅は、「この会社に依頼したらどんな家が建つのか?」を見ておくことが会社選びには重要です。住宅展示場のようなオプションだらけの家ではなく、実際に建てる家として完成見学会にぜひ参加して体感して納得することを強くお勧めします。
人気シリーズ「家づくりすごろく」
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だから見学会がないのか。