第813回:土地の不思議16。

第813回:土地の不思議16。

(検索ワード:ハザードマップ 最大想定 100年に一度)

土地は難しい。
え?どうして?
なんてことが
ザラにあります。

土地はわからないことがいっぱい。
不動産は怖いですねぇ。

※グレーの吹き出しは会話。ホワイトは心の中。

営業マン
では土地の重要事項を
説明していきますね。
お客様
はい。
よろしくお願いします。
営業マン
次にハザードマップですが、
このエリアは
このイエローの部分に
なります。
お客様
え?
浸水するんですか??
営業マン
自治体が発表した
最大想定の場合
になります。
この土地は
前回の大雨では
浸水していません。
営業マン
説明が
難しいよなぁ。。
将来浸水しないとは
言えないし。
 
お客様
ああ。
そういうことですね。
よかった。

いやあ怖いですねぇ。
でもホントよくある話です。

昨今災害が増えてきて、
大雨による浸水状況を示す
ハザードマップや
土砂災害を示す
ハザードマップが
あります。

この見方や判断は
なかなか難しいものです。

海や川に近ければ
水位が上昇して
建てた家に床上に
水が入ることも
あるでしょう。

山あいに近ければ
土砂が滑り
建てた家に
流れ込んでくることも
あるでしょう。

誰もリスクは
とりたくありませんよね。

絶対安全・大丈夫
という場所は
ありませんが、

・過去、災害を受けているか?
・自治体の将来の想定として
 どの程度なのか?

この2点はしっかり
説明を聞いて
理解しておきましょう。

川が近い・標高が低い・
比較的山あいに近い
立地の場合は
火災保険の水害特約や
建築地盤の高さなど
詳しく担当さんと
打ち合わせを
しておきましょう。

結論:少しでも被害を抑えられる提案をもらおう。

知らずにすすめるのと、
理解して少しでも
リスクをおさえるのでは、
長く生活する上で
安心感が違いますから。

第814回につづく。

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