工事現場に行ったらイメージと違う仕上がりになってる…。なんで?

家づくりすごろくSTEP8:着工

「だから言った言わないになるのか」

打ち合わせしたのに、現場に行くとイメージと違う。なんでこうなるの?

お客様はこう思っていた。でも現場は間違っている。現場トラブルの言った言わないはほとんどが「図面」に原因があります。

実は、最新の情報が図面に反映されていないことが原因です。

図面を作成するのは人です。打ち合わせの内容が完全に反映されていないのはヒューマンエラーが原因です。でも大切なマイホームだから泣き寝入りするのは嫌ですよね。

解決は、最終図面のチェックポイントを知ることです。

図面なんて細かくて分からない。と思いますが、打ち合わせが進んでいけばどのように記載されるのか理解できてきます。どこを見れば簡単なのかをご紹介しますね。

分かれ道:工事に入る前にココをチェックするYES NO

この記事の目次

1建築トラブル”言った言わない”とは
2多いトラブル①:図面じゃ分からない
3多いトラブル②:伝えたはずだけど
4多いトラブル③:聞いてないよ
5多いトラブル④:図面が古い
6多いトラブル⑤:現場見てびっくり

1建築トラブル”言った言わない”とは

まずは、こちらをご覧ください。

営業マン
それでは
キッチンは
この内容で
決定で
よろしいですか?
お客様
はい!
大丈夫です。
よろしくお願いします!
何度も変更して
スミマセン。

あ。でもこのハンドル
やっぱり・・・
あ。いや大丈夫です。。。

営業マン
分かりました。
この内容で手配しますね。
営業マン
もう5回修正したよ。
お願いだから
変えないでくれよ。。

三日後、

お客様
(電話で)
スミマセン!
やっぱりキッチンの
取手を〇〇のものに
変更してください!
これでお願いします。
営業マン
・・・。

はい。分かりました。

 
 
そして工事も進み、
お客様
あ!キッチンが
現地に設置されてる〜〜!

・・・。
取手が間違ってる・・
もぉ。。なんで。。

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

迷いに迷って、やっと決定したけど、それでもまだモヤモヤが残ってしまって、その上で最終変更決定の連絡を入れたんだけど、

工事が進んで現地に設置されたキッチンは、その内容が伝わっていなかったようです。

でも、泣き寝入りなんてしたくない。

お客様「伝えましたよね?」
担当者「え?でも最終図面はこちらです。」
お客様「そんなぁ。。」

言った言わない トラブル発生です。

なぜ、こうなるのでしょうか?

家づくりは図面です。最後の砦は「図面」です。

図面に反映されていなければ、安心してはいけません。

こんなトラブルにあわないためにも、事例ごとに多いトラブルの解決方法をご紹介します。

2多いトラブル①:図面じゃ分からない

まずは、こちらをご覧ください。

お客様
キッチンの後ろに
窓をつけたいです。
営業マン
分かりました。
次回打ち合わせにて、
営業マン
(図面を見せながら)
キッチン後ろにも
窓をつけてますので。
窓が+〇〇万円です。
お客様
ちょっと高いけど(汗)
ここは妥協したくないので
分かりました。

そして工事が進み、

お客様
ええ!?
キッチン後ろの窓って
こんなに上につくの??
これじゃあイメージと
違うよぉ。。
直してください!
営業マン
え?
図面通りですよ?
間違っていないので
一旦壊して
つけ替えるので
費用がかかりますよ?
お客様
ええ〜〜〜〜!!
なんでこうなるの??

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

奥さんがキッチンの後ろに窓をつけたのは、インスタグラムのオシャレなイメージを自宅に採用したかったからです。

何が、問題だったのでしょうか?

平面図を見ると、キッチンの後ろに横長窓がつくようになっていますね。

立面図を見ると、洗面室と同じ高さに横長窓がつくようになっていますね。

平面と立面でどの位置に、どの窓がつくのか?確認できますが、

図面を見るのが初めてのお客様に、これだけで完成イメージを想像しろというのも少し難度が高い話です。

窓の高さ一つとっても、平面図と立面図で情報が分かるのは「プロ」。やはりお客様には、「展開図や内観パース」で説明するのが正解です。

そもそも、窓の取り付け高さを確認すればいいのですが、住宅会社側の先入観が入ると、

・食器棚の上部(吊り戸棚)と干渉しないように、天井いっぱいの位置にした。
・住宅会社の施工事例が、天井いっぱいの位置が多いので、今回も同じと判断した。

このようなケースが多いのです。

もし、揉めたらどうなるか?

それは、「図面通り」の工事をしているかどうか?が基本になるので、今回はお客様は不利です。

内観パースや展開図は、平面図や立面図とは別に作成する必要があるため、図面作業の簡素化で全ての住宅会社で出てこないのが一般的です。

でも、トラブルになるのは原因は、情報共有が足りないから。

だから、「図面じゃ分からない」の対策は、

結論:最低でも内観パースは出してもらおう。

結局、今存在しないものを作っていく以上完成予想図が必要なのです。その予想図が発注主であるお客様が理解しやすいように進めていくのが住宅会社の仕事だと思います。遠慮なくパースをお願いしましょう。今どきパースCADのない住宅会社はありませんから。

3多いトラブル②:伝えたはずだけど

まずは、こちらをご覧ください。

営業マン
それでは
キッチンは
この内容で
決定で
よろしいですか?
お客様
はい!
大丈夫です。
よろしくお願いします!
何度も変更して
スミマセン。

あ。でもこのハンドルが
やっぱり気になるけど…

あ。いや大丈夫です。。。

営業マン
分かりました。
この内容で手配しますね。
営業マン
もう5回修正したよ。
お願いだから
変えないでくれよ。。

三日後、

お客様
(電話で)
スミマセン!
やっぱりキッチンの
取手を〇〇のものに
変更してください!
これでお願いします。
営業マン
・・・。

はい。分かりました。

 
 
そして工事も進み、
お客様
あ!キッチンが
現地に設置されてる〜〜!

・・・。
取手が間違ってる・・
もぉ。。なんで。。

キッチンの最終決定の三日後に、ハンドルの変更を電話で担当者に伝えています。

さて、この後どうなっているのでしょうか??

住宅会社の組織によりますが、基本的に、お客様と打ち合わせをした担当者が「発注」することは通常ありません。

・色変更
・性能変更
・機種変更

などのお客様の要望を反映させるのは、打ち合わせ担当者とキッチンメーカーのショールームでやりとりされます。

その後、決定内容を「発注、工事」部署に引き継ぐのです。

決定内容を最終的に、工事担当者とキッチン納入代理店などでやりとりされます。

これだけ多くの人が関連しますので、

「口約束」は安心できません。

伝言ゲームと同じで、最後まで正確な内容が口頭で伝わることは難しいのです。

実際に現地に取り付けられた実物を見て、「これ、間違ってる」と言っても遅いのです。

〇〇さんに言いましたよ?
でも、〇〇さんが次の引継部署に伝えても
その先はもう分かりません。

だから、「伝えたはずだけど」の対策は、

結論:最終内容反映の図面やプレゼンボードをもらう。

今回のケースなら、ハンドルの変更をした図面やプレゼンボードを最終分としてもらうことです。もらうためには、今の図面を修正しないといけません。この修正が修正日とともにきちんと残るため、ハンドル変更のやりとりを知らない部署の人でも間違えないのです。

電話やメールで気軽に伝えるのは、その時楽チンなだけで、正解ではありません。

設置完了したキッチンが、ミスだったと発覚して

・一度取り外す
・取り付けた箇所の補修
・再度正解の商品を制作
・正解の商品を設置

最低でもこれだけの工程が増えます。時間もお金も。

必ず変更は、修正された「最終図面」をもらうことがゴールだと知っておきましょう。

4多いトラブル③:聞いてないよ

打ち合わせは、たくさんの項目を一つずつ選んでいきます。

時々、決めるの忘れてた・・。といった抜けもあったりします。

それを、確認せず住宅会社側で勝手に選んで手配されてしまったら…。

玄関ドアなどのメインパーツじゃないし、と適当にされると、完成直前の足場が撤去されてから大問題発生!なんてことになります。

お客様側で、「雨とい」の色って決めました??なんて確認するのは難度が高いです。そんなパーツがあることも初めての家づくりなら知りませんよね。

だから、「聞いてないよ」の対策は、

結論:最終図面・仕様書をもらう。

今回のケースだと、

契約時点:〇〇の雨といが標準仕様で含まれる。
最終決定:〇〇の雨といは、〇〇色で決定。

この最終決定が分かる図面や仕様書をもらうことです。

キチンとした品質の会社なら安心ですが、そうでない場合は、こういう”圧”をかけてキチンとしてもらうようにしましょう。

5多いトラブル④:図面が古い

まずは、こちらをご覧ください。

詳細打ち合わせ1回目、

お客様
ここにカウンターが
欲しいです。
子供専用スタディデスクの
イメージで使う予定です。
板だけでいいので。
営業マン
では、ここに
カウンターを入れておきますね。
板だけ取り付けが一番
安いですしね。
詳細打ち合わせ2回目、
お客様
スタディデスクの上に
コンセントが欲しいです。
パソコンやスマホの
電源用に使う予定です。
営業マン
では、デスクのより
少し上の壁面に
コンセントを出して
おきますね。
詳細打ち合わせ3回目、
お客様
スタディデスクですが
子どもは使わずに
大人にしたいので
カウンターの高さを
通常の高さに上げたいです。
営業マン
分かりました。
子ども用に低い高さに
していましたが、
じゃあ通常の高さに
しておきますね。
工事も進み、現地にて、
お客様
こんにちは〜
現場を見に来ました〜〜
おお!出来てるね🎵

あれ?このカウンターって
コンセントないですけど?
職人さん
え?コンセントっすか?
カウンターの下にありますよ。
ほら、ここ。
変な高さにあるから
てっきりカウンターから
見せないように
するんだと思ってました。
お客様
カウンター高さを
変更したけど、
コンセントの高さが
前のままだからだ・・・。
まぢか・・汗

いやあ怖いですねぇ。でもホントよくある話です。

カウンターの高さ変更にともなって、コンセントの高さ変更が必要なことに気づかなかったため、図面は古いまま工事が進んだケースです。

なぜこんなことが起きるのでしょうか?

平面図も電気図も、人が作成します。そして図面情報は連動していませんから連動させるのも、人が作業しないといけません。

変更①を、平面図に反映。
変更②を、カウンター記載済の平面図をベースに
     電気図作成して反映。
変更③を、平面図に反映。

電気図と平面図を連動していないと意味がありませんが、電気図面は古い情報のままなのは、このようなヒューマンエラーが原因です。

現地を見て、変更の話しましたよね?と言った言わないの展開になるのが見えています。

対策は、最終図面としてもらった図面に目を通すしかありません。

毎回、図面の間違い探しをするのは大変ですから、

その時打ち合わせで伝えた「図面に記載されていない情報」が、次回の図面に反映されているか?だけを見ればOKです。

「図面が古い」の対策は、

結論:口頭で伝えて図面未記入の情報だけを、毎回チェックする。

そしてもう一つ、

結論:最新の図面を必ずもらうこと。

打ち合わせ段階では、図面などの資料が増えますが、時系列に持っておきましょう。いざという時に確認できる唯一のものです。

大切なマイホームですから、ココは手抜きをしてはいけません。担当さんがうっかりさんと感じたら特に要注意です。

そういえば、図面どこにある?
気になる続きはこちら。
家ブログ第563回:最終図面はいつもらえますか?

6多いトラブル⑤:現場見てびっくり

工事が始まると、ドンドン進んで図面内容が家のカタチになっていきます。

ところが、
・忙しくて見に行けない。
・ちょっと遠いので合間に行けない。

現地を見に行く期間が空けばあくほど、もしミスがあった時に取り返しがつきません。

久々に見に行ったら、え・・・ってことが続出。

・図面通りだけどイメージが違う
・図面と違う取り付けになっている

どちらも嫌ですよね・・。

この対策は、「週に1回は現場の進捗報告」をもらうことで解決します。

できれば「写真付き」報告をお願いしましょう。

いくら工事監督が責任を持って監理しています。と言われても建築主はお客様です。お客様に分かるように進捗報告は、今や必須と言ってもいいでしょう。

そしてこの報告こそが、ミス発覚時の最終緊急停止ボタンになるのです。

この緊急停止ボタンすら押せない状況(現場状況が分からない)のは、あまりに怖すぎます。

「現場見てびっくり」の対策は、

結論」写真付きの進捗報告を週に一回はもらおう。

工事現場にカメラを設置して、スマホやパソコンでいつでも遠隔確認ができるシステムを入れている住宅会社もあるくらいです。週に一度の報告もできない会社はイエローカードです。着工前に確認しておきましょう。

図面が手元にないから確認できない・・
気になる続きはこちら。
家ブログ第406回:最終図面もらったっけ?